小児科 すこやかアレルギークリニック

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骨の折り甲斐
2016年04月18日 更新

土、日は忙しかったです。

やはり土曜は、受診しやすいせいか、患者さんが集中することが多いようです。午前中だけで100名を超える受診があると、とても有り難いのですが、当院のポリシーは症状が安定している患者さんには時間をさして掛けませんが、新規受診や安定していない患者さんには「どうしたら良くなるか?」と考えながら時間を掛けてやっていますので、どうしても時間が掛かってしまいます。

平日だと、午前中は数十名を診ることになるのですが、土曜だけはるかに多い患者さんを診ることになりますので、終わる頃にはヘロヘロです(汗)。

当院は、新潟県のアレルギーで困っている患者さんを救いたいと思って、それを目標に頑張っていますので、100名を超える受診があっても、それは多くの患者さんから信頼を寄せていただいていることなのでしょうが、満足することにはつながりません。

ちなみに、土曜は休日診療の仕事もあり、インフルエンザがだいぶ下火になっていると思っていたのですが、いるところにはいるらしく、かなり混雑しました。

ほぼ1日中働きづめで、くたびれました。最近は死語なのでしょうが、家に帰ったら「バタンキュー」って感じ(涙)。

日曜は、家族サービスの日に当てたりしています。春は気候が良くなってきて、エネルギーの有り余る子ども達を連れ出さなくてはいけません。朝から大荒れの天気で、飛ばされそうなくらいの強風でした。昼過ぎに若干落ち着いてきたため、妙高サンシャインランドに行きました。ちなみに、先週は魚津のミラージュランドという遊園地に行きました。

帰りに高田公園の露店に寄ったのですが、桜まつり最終日の夕方ということもあり、ほとんどすべての店が撤去に入っており、綿アメなどを買うことはできませんでした。それではと、長岡の悠久山公園の桜まつりに行こうと思いました。海岸沿いはまだ強風で、まっすぐ走るのも大変なくらい…。

苦労して着いた割りに、5時を過ぎていたため、ほとんど露店は閉店でした。骨折り損のくたびれもうけって感じ。本当に疲労した週末でした(大泣)。

さて、多くの患者さんに支えられ、当院が成り立っていますので、感謝したいと思っています。ただ、多くの患者さんが来てくれているから、それで良いかといえば、全くそんなことはありません。県内に多くの適正な医療を受けられない患者さんが多いため、その方達の力になっているとは到底思えないのです。

当院の開院当初は、「院内勉強会」を毎月実施していました。意地でも続けていましたが、外に出ていくことで、より情報発信を行いたいと願い、徐々に毎週水曜日に園や学校に出向くスタイルに変わってきました。

お陰さまで、ここずっと水曜午後は講演予定でいっぱいです。体が一つしかないので、ひとつひとつ精一杯頑張っていくということになりますが、一番は地域の教育委員会が必要性をしっかりと感じ、勉強会を計画してくれることが望ましいと考えます。

これまで多くの行政を見てきましたが、ブレーキをかけているのが医師会であることも少なくないようです。「えっ!?」とお思いかもしれませんが、医師会の幹部達が食物アレルギーの必要性を感じていれば、全国各地の医師会が立ち上がり、もっと国内のすみずみで研修会が行われているはずだとは思いませんか?。

食物アレルギーに理解のある医師が極めて少なく、かかわるのは小児科医のことが多く、医師会の幹部に小児科医は多くはありません。いや、珍しいケースですが、医師会長を小児科医が務めていても、食物アレルギー対策が進んでいない医師会って多いようです。

教育委員会や医師会が理解がなければ、対策が進むはずもなく、私のやりたいことに様々な障害があると言わざるを得ません。やりたいことの半分もできていないのではないかと思ったりします。悪質なケースは、市民に知っていただく必要もあろうかと思っています。

まあ、食物アレルギー対策がすいすい進み、自分のやりたいことを早々にやり尽くすよりは、骨の折り甲斐があると捉え、地道に頑張っていくしかないと思っています。