日々、忙しくさせていただいています。
当院に来られる患者さんの症状を良くするのは、プロとして当然ことで、当院に来ていない患者さんも含めて何とかしたいと思っており、それが課題となっています。
1日に多いと全受診の1割近くが新患ってこともあり、いまだに複数の新規受診があります。通院して症状の落ち着いている患者さんにはあまり時間は掛からないので、良くなっていない患者さんと、もちろん新患の患者さんには時間を掛けて診療しています。
新規受診の患者さんでは、アレルギーのことが多いのですが、いろいろ聞くことが多いです。家族歴とか、咳や食物アレルギーで受診しても、乳児期の湿疹のことから聞くようにしています。
家族歴ってとても参考になるのに、聞かない医者って多いようです。私の印象では、アトピー性皮膚炎の親からアトピーの子どもが生まれることって多いように感じています。赤ちゃんが湿疹でかかっても、小児科医や皮膚科医は家族歴すら聞いていないようです。
また、最近は「経皮感作」花盛り。アトピー性皮膚炎から始まり、皮膚から食べ物が入って食物アレルギー、ダニが入ってぜんそく、鼻炎というようにアレルギー疾患の発症に影響しているとされます。であれば、咳が心配で受診されてもアトピーや食物アレルギー、アレルギー性鼻炎がないかを聞いた方が、見逃しが少なくなると考えています。
アレルギー体質があると、アレルギーの病気が重なって出やすいので、咳や食物アレルギーで受診されても、他に合併している病気がないかと考えています。
そういう観点で診ていると、驚くほど前医の見逃しがあることに気づきます。逆に、何でそういう目でみてあげていないのだろうと不思議になるくらいです。
昨日受診された患者さんも、以前は仙台にいらっしゃったようです。ぜんそくがあるにもかかわらず、毎回“風邪”の診断で、風邪薬が処方されていました。
毎日偉そうなことを書いてと思っている方もいらっしゃるかもしれません。確かに医院にいると、誰も自分のやり方を批判してくれないので、「裸の王様」になってしまう可能性を数日前にも書きました。
これまで多くの患者さんを診てきて、アレルギーであればガイドラインを重視していますが、自分なりの経験や勘も役立てています。プロとして、私の場合は「なりふり構わず」って感じかも?(笑)。
再診時に一番注目しているのが、前回より改善しているかどうか。いくら慢性疾患であっても、適切に治療すれば短期間でかなり改善するものです。
患者さんからすれば、お子さんの症状さえ改善させてくれれば、それでいいと思っていると思うので、改善していれば、正しいことをやれたのかなと捉えています。
いつも言っていることですが、ぜんそくに“風邪薬”は効きません。にもかかわらず、昨日の患者さんもそうですが、毎回“風邪”の診断で、風邪薬が毎回出されていました。儲かるのは医者ばかり、患者さんにメリットは何もありません。
他の地域から引っ越してこられたとか、ご実家に帰ってきている時に当院を受診したとか、いろいろなパターンで全国のさまざまなところで診療を受けていた患者さんを目にするのですが、ぜんそくに“風邪薬”を出す医師がいかに多いことか。
発症まもない頃は判断が難しいこともあることでしょう。ただ、典型的な症状が出ていても、風邪と診断する迷惑な医者もいて、ここまで落ちぶれることができるんだと思ったりします。残念ながら、全国各地にいるようです。
お子さんを守るために、そういう医者には行かないようにしなければいけないと思っています。かかりつけ医と慕って、信頼することは大切ですが、その信頼を平気で裏切る医師も少なくなく、この場でそういう事実を知り、今後に役立てていただければと思っています。


