小児科 すこやかアレルギークリニック

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20mlと思いきや
2016年04月26日 更新

昨日は、激務でした。

当院は、なくべく通院しなくていいよう、内服薬は長めに、塗布薬は多めに出しています。にもかかわらず、多くの受診がありました。お待たせして申し訳ないと思っていますが、時間を掛けるべき人には時間をかけています。そうする医師がいなければ、上越は救われない街になってしまうからです。

ようやく19時半頃終わりました。正直、弘前公園まで700キロ運転した方が楽だと思いました(笑)。

負荷試験ももちろんやっています。北陸地方のある街にお住いの食物アレルギーの患者さんが、実家のある上越に戻ってくると大抵当院を受診され、負荷試験を行っています。こういうパターンは結構あります。

いくつかのアレルギーがあり、牛乳アレルギーもありました。以前、脱脂粉乳を含む食パンで負荷試験をやっており、わりと重症だと判断していました。

今回は敢えて牛乳で負荷試験をやることになりました。どれくらい摂れるのか確認したいと思ったからです。

20ml摂ったところで、少し蕁麻疹と軽い咳がみられました。ここで中止かと思ったのですが、聴診上雑音は聞こえず、蕁麻疹も軽度でした。様子を見らたら、じきに消えてしまいました。

負荷試験を多くやっていると、次は症状が出るかもしれないと感じたりします。体も“何とかこらえている”状況のこともあるからです。こういう時に結構大事なのは、本人が食べ続ける(飲み続ける)気があるかどうかということです。

今回は、飲む気は満々だったようで、続行となりました。次の負荷量はさほど増やさずに与えることが多いのですが、持ち直したのか、何も症状は見られませんでした。

結局、200mlの牛乳を完食しています。20mlまでと思いきや、何と200ml完食できました。

負荷試験をやらない小児科医は多いですが、やり始めた場合、今回のような状況で続行できるかどうか見極めるのは、ひとつの壁かもしれません。

私の場合、負荷試験は15年ほどやっていますので、逆にもうちょっとはっきり症状が出ないと負荷試験でシロクロをつけられないと考えています。最近は、多少軽い症状が出ても、摂り続けていいということになっています。

あとは、自宅で何度か摂り続けていただき、その都度症状が出るようなら、園では除去となり、家では量を減らして、なるべく摂るように指導しています。

200ml完食でき、良かったなと思っています。