小児科 すこやかアレルギークリニック

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寒暖の差
2016年04月30日 更新

最近、外来が混雑しているのは、ゴールデンウィークのせいだけではないと考えています。

近頃の寒暖の差って、ひどいものがありますよね?。暑いくらいだなと思ったら、翌日は肌寒かったり…。確かに、暖かいと騒ぎまくって汗をかき、アトピー性皮膚炎の悪化するお子さんもいるようです。

でも、やはり寒暖の差がモロに影響するのは、ぜんそくだと実感しています。調子がよくて、一旦治療を中止していた患者さんが、急に咳き込んで、夜眠れないと受診されるケースをしばしば経験します。

そういう場合、風邪がきっかけのことが多いようですが、風邪も引いていていないにもかかわらず、悪化した患者さんを診ると、「どうして悪化したのだろう?」と考えます。

当院は、ぜんそくの患者さんを大勢診ています。明らかな悪化要因がないにもかかわらず、悪化する患者さんが増えると、季節の影響を考えます。今は寒暖差も激しく、大人でも何を着ていくか、悩むくらいです。そういう患者さんが数人続くと、そういう時期なのだろうと考えています。

ちなみに、8月後半になると、毎年こういう患者さんに遭遇するケースが増えます。「まだそんなに寒くないけれど」と感じていても、9月に入り、日が経つと確実にそういう患者さんが増えていきます。

季節の変わり目の寒暖の差は、人間にはどうしようもできません。そういった時期にぜんそく発作を起こしてしまうことも避けられないのでしょうが、当院はぜんそくの患者さんを責任を持って診ているつもりです。通院を止めて悪化して受診される患者さんはどうしようもありませんが、治療中だったり、私の判断で治療を中止して、まもなくの悪化は心が痛みます。

普通の小児科医は、アレルギーに興味を持っている人が少ないですが、こういう場合、どう感じているのだろうかと思ったりします。中には、夜間に咳き込み、眠れなくなっているにもかかわらず、“風邪”と言い切る医者もいたりします。当然、心も痛まない訳です。

いつも言っている通り、最初は風邪と判断しても、繰り返せば風邪じゃない可能性を考えるべきでしょう。ゼーゼーなど強い症状を何度も繰り返えさないとぜんそくと診断できない小児科医もいます。そこまで重くない、ぜんそくの患者さんも現実は多いのです。

この時期、全国で咳が長引いているお子さんが多いと思います。同じ薬しか出されていなければ、病気が重いのではなく、医師の実力を疑ってみることも、お子さんを守るために必要なのだろうと思っています。

だって、症状が改善していないのに、同じ薬を平気で出せる医者は、「治って欲しい」という気持ちや医師としての責任感を感じることができないのですから。