先日、栄養士の方から講演を頼まれました。
10月のある土曜しか時間が取れないということでした。土曜の午前中は診療がありますが、午後ということです。ただ、10月の土曜の午後はインフルエンザの予防接種を特別枠でやっている小児科が多いのだろうと思います。
日程を変えていただけたらとも思ったのですが、そこしか取れないということでした。あとは、私が決めるだけです。
ということで、多分休まない方がインフルエンザの予防接種もできるし、結果として医院の収益も上がるのでしょうが、講演の方を選びました。
7月1日も金曜日ですが、休診予定です。これも他県から学童保育の指導員の研修会の打診を受けたからです。休診とすると患者さんの迷惑をかけてしまうし、休んだ分収入は減ることになりますが、私の話を聞いた方々が自信を持って食物アレルギーへの対応ができるようになったのなら、それも十分価値のあることだと思ったからです。
当院が休診するとしたら、まず学会か講演となります。一昨日、昨日と書いたように、最近の当院の学会発表は狙いというか主義主張があります。以前はそんな大層なことは考えもしなかったのですが、長年アレルギー診療のかかわってきて、開業医ながらもできることはあるし、情報発信も可能だと気付いたからです。
とりあえず、直前といえば、土曜の学会発表を成功させたいと思っています。昨日気付いたのですが、スパイスアレルギーの患者さんが皮膚科を緊急受診された際、抗アレルギー薬とステロイド薬が処方されました。
昨日もそうでしたが、ある小学校でエピペンの研修会の講師を務めてきました。教育が専門の学校の先生方も、スパイスアレルギーの患者さんをみれば、エピペンを打とうとするはずです。呼吸困難で苦しんでいる患者さんを見捨てることはできないからです。
にもかかわらず、その皮膚科医はアナフィラキシーの対応もできませんでした。出された薬を飲んでも、病態に適していないため、症状を速やかに改善させることはできませんでした。かえって呼吸困難が進行し、動くのも大変なくらいだったそうです。
昨日のような講演活動も、多くの先生方がエピペンを打つタイミングを理解し、いざという時に適切にエピペンを使えるであろうと思っています。と同時に、私が主治医の患者さんがいかに牛乳アレルギーが重症かを伝えることができました。
特に開業医は、「いつでも診てもらえる」というのが存在意義なのだろうと思っています。残念ながらいい加減なことをやる開業医も結構います。ガイドラインに沿った正しい医療を行うのは医師として当然のことでしょう。
その存在意義を少々果たせなくなるかもしれませんが、当院では引き続き学会と講演活動に力を入れていきます。時に休診になるかもしれません。それも大事な情報発信の場のためです。
そういう方針で頑張っていきたいと思っています。


