いよいよ学会発表当日になってしまいました。
さすがにスライドはできています。一般演題の4番目です。今日、外来が終わったら新潟市へ車を走らせないといけません。
通常の発表だと、わりとコンパクトにまとめて事実だけを伝えるような形になるのですが、今回は苦労しながら、そして時に日本の第一人者の先生にアドバイスをいただきながら、一歩一歩前進している様子をお話ししたいと思っています。
自分で言うのも何ですが、自分がぶつかった壁を明らかにすることは、他の先生にとっても勉強になると思っています。何度かめげそうになりました。それでも患者さんのためと思い、ようやく診断に辿り着いています。
今回の発表のテーマは「大人の食物アレルギー」です。新潟市の患者さんですが、アナフィラキシーを起こし、症状の出たまま地元の皮膚科を受診しています。
「多分、多くの皮膚科がこんな対応するんだろうな」と対応をしているのですが、そのどれもがだいぶ問題があります。先日も触れましたが、「カレーは一生食べないように」と指示されましたが、原因は特定の一部のスパイスなので、そのスパイスの入った食べ物は食べないようにと指導すべきです。
アナフィラキシーを起こしているのに、それを改善させる治療もおかしかったりします。患者さんは自宅で身動きできないくらい、苦しくなってしまいます。最終的には、我慢して治るのですが…。
その辺を一つ一つ指摘していくつもりです。大人の食物アレルギーで困っている患者さんを救う一助になればいいと思っています。
今日のタイトルと違う話が進んでいっています(汗)。実は、昨日も成人の食物アレルギーで困っている患者さんが当院を初診されています。
若い頃は、アトピー性皮膚炎で苦しまれており、当時は医学界がだいぶ混乱していました。私は初めてですが、アトピービジネスで有名な土佐清水病院にかつてかかっていたそうです。
最終的には、アトピービジネスと戦った金沢大の皮膚科にかかったそうです。その後、食物アレルギーを発症したそうです。残念ながら、食物アレルギーとなると専門外ということでいくつかの医師に対応を断られてしまいます。
実は先日、娘さんのアレルギーの件で、当院を受診されています。それで、「私もかかりたい」と思ってくださったようです。食物アレルギーというと、じんましんや咳き込み、呼吸苦などが主体ですが、この患者さんの場合、激しい腹痛です。
現在は、強い腹痛はエピペンを打つ対象となっています。親御さんもご自分でいろいろ調べて、エピペンというものがあることもご存知でした。エピペンを持ちたいという思いはあっても、自分がエピペンを持つ対象なのか?、どの医師が処方してくれるのか?と悩んでいたそうです。
昨日、受診され、私も持っていた方がいいと判断しました。幾つかの医療機関で処方されなかったため、「念願のエピペンです」と喜んでおられました。
大人の食物アレルギーは、恵まれない環境にあるようです。今日の新潟での研究会は、昨年に引き続き2回目の発表になりますが、実は昨年も大人のアレルギーについて語っています。そして、今回は大人の食物アレルギーに絞った発表を行うつもりです。
もう来年もこんな感じの発表をしようかなと構想があります(笑)。子どもの食物アレルギーを何とかしたいと願って、いろいろ行っていましたが、これからは大人の食物アレルギーにもスポットを当てていかないといけない。そう思っています。


