土曜日、新潟市へ行ってきました。
当院は、市外からの受診も多く、混雑します。三桁の受診があると、もう大変です。診療が終わったら、「疲れた~」などと息つくヒマもなく新潟市へ急がないといけません。
15時から研究会だったのですが、何とか間に合いました。特別講演は内科の教授でしたが、その前に一般演題は4つありました。私は一番遠路なので、4番目にしていただきました。最初は間に合わない可能性もあると思っていました。間に合ってよかったです。
普通、学会発表って格調が高いのですが、最初の3演題はみんなそうでした。私の場合は、スパイスアレルギーは初めて経験で、いろいろ試行錯誤があり、日本の第一人者の先生お二人からお力添えをいただきました。要するに質問してアドバイスをいただきながら、一つ一つクリアしていったという格好です。
そんな状況で偉そうに発表するのはどうかと思い、壁にぶつかった時は素直にそれを言って、どういうアドバイスをもらい越えていったかという話の進め方にしました。
これもアドバイス通りなのですが、負荷試験まではやっていません。カレーにどれくらいそのスパイスが入っているかまでは分からず、どれくらいの量を食べさせたらいいか分からないからです。味の問題もあるでしょう。ただ、最終的に一つに絞ることができ、その過程をお話ししました。
無事に発表が終わりました。2名から質問があり、「自分もカレーでアナフィラキシーを起こしたケースを経験していて…」という話が出ました。比較的珍しいケースだと思っていますが、意外といるものなんですね。
私の患者さんは、最初にかかった皮膚科医が「カレーは一生食べるな」という指導をしていましたが、特定のスパイスが問題なのであって、そのスパイスを含むのはカレーだけではないでしょう。患者さんのためにも、より具体的に「これを食べてはダメ」と示す必要があります。実際、そのスパイスを含有していないカレーは食べられるはずです。
食物アレルギーの診療の基本が分かっていて、多少のテクニックがあれば、そんなに難しくはありません。その辺りを分かりやすく、話を進めていったつもりなので、そういう先生方にも参考になったのではないかと思っています。
医師から理不尽な指導を受けている患者さんも多いでしょうし、今後はもう少し掘り下げて、より詳しく原因を解明する必要があることを知っていただけたと思っています。
昨日の朝は、コメダコーヒーでコーヒーを飲み、中古で買った車の屋根を開けて海岸線をドライブしました。目的地は、マリンドーム能生。地元の人じゃないと分かりませんが、鮮魚センターがあり、この時期は岩ガキが食べられます。隣の携帯と比べると、その大きさが見て取れると思います(画像)。
その前日も含めて「贅沢だな~」とそう思いました。そうそう、協賛した薬のメーカーの担当者の話では、多くの医療機関に今回の研究会の案内を持って行ったそうですが、私の演題に興味を持つドクターが多かったとか。
食物アレルギーに本格的に力を入れている医師は新潟県内では少ないからこそ、いろいろ珍しいケースも経験させていただいています。食物アレルギーに関心を持つドクターが増えているように感じますが、いやもう避けて通れないのだろうと思っています。
自分がこだわって診療していることが、こうやって多くのドクターから関心を持っていただき、私のような者でも発表を聞いてくれる。とても贅沢なことじゃないですか。
来年も、食物アレルギー関係の演題を出そうと決めました(笑)。



