明日は土曜ですが、日本アレルギー学会があるため休診にさせていただきます。
本当は、今日から、金土日と3日間学会は開催されるのですが、さすがにそんなに休めないため、土曜のみお休みし、日曜もフルに勉強してこようと思っています。
私自身も発表があり、日曜の午後になります。開業して9年近くになりますが、いまだに日本アレルギー学会というアレルギー関係で最大規模の学会で、参加のみならず、発表し続けている自分は、ちょっとほめてあげたいかな(笑)。
そうそう、昨日、イチロー選手が日米合算ですが、ピート・ローズのメジャー記録を塗り替えたというニュースが流れました。そこでカッコイイことを言いましたよね?。「これ(ヒット数世界一)をゴールに設定したことはない」と。
世界最高峰に登りつめても、まだまだ挑戦は続くのでしょう。私も一時はイチロー選手をライバル視していました(汗)。彼がアメリカに渡って10年連続200本安打を続けていた頃、私も小児アレルギー学会の発表を始めたので、「負けられない」とは思いました。イチロー選手の記録は途絶えても、一応、私はまだ継続しており、今年で15年連続になるはずです。
話がタイトルからだいぶそれていますね(汗)。今日は、アトピー性皮膚炎の話をしたかったのです。
先日、遠路遥々ある患者さんが受診されました。食物アレルギーの相談だったのですが、すぐに負荷試験のできない状態でした。皮膚が赤く痒い状況だったのです。要するに、負荷試験をして痒くなったのか、元から湿疹が痒いのか区別のつかない状況でした。
専門医にかかっていたようですが、ステロイドは「毎日使うものじゃない」と言われ、すぐにステロイドを減らすというやり方でした。
私もそれこそ学会でアトピー性皮膚炎の話はよく聞いていますが、日本の第一人者はそんなことは言ってはいません。ステロイドを最初はしっかりと塗ったくり、十分に皮膚の炎症を抑えてから、減らしていくはずです。“十分に”炎症が抑えられていないので、すぐにぶり返しています訳です。
その先生は結構アレルギー関係の学会でも見かけるので、一生懸命勉強されているはずです。同じ話を聞いて、捉え方というか、治療が私と異なるのはどうしてかなと思っています。
その先生の日頃の努力は知っているつもりなので、悪く言いたくはありませんが、患者さんが再診された時に「これまでこんなツルツルの皮膚になったことはない」と言っていました。
ようやく負荷試験の準備ができあがってきたので、今度卵に関して負荷試験をやろうと思っています。ちなみに前医は負荷試験をやっておらず、それも申し訳ないですが、不満に思っています。「アレルギー専門医なら負荷試験くらいやろうよ」と言いたいし、日曜に開業医でも安全にできる負荷試験の方法を発表してきます。私の話は聞いてくれるかしら…。
変な言い方になりますが、当院よりも忙しくないクリニックは、全国にいっぱいあると思います。ということは、「忙しいから負荷試験はできない」という言い訳はできないはずです。やろうとしないのは明らかです。
何を怖がるのでしょう?。もちろん負荷試験でアナフィラキシーショックなんて起こさせたくないけれど、そうそう起こすものではありません。少量でも食べられることが分かり、前向きになってくれる患者さんを大勢見てきています。
最近、「寄り添う」という言葉をよく聞きます。医療に関しても大切なことだと思っています。すぐには治らない病気ですから、アトピー性皮膚炎や食物アレルギーには特に寄り添う姿勢が大切なのではないでしょうか?。


