先日、M市から遠路遥々患者さんが初診されました。
食物アレルギーの相談でした。卵を食べて症状が出たそうです。
私の場合、まず皮膚から話を聞きます。何故なら、アトピー性皮膚炎があって、経皮感作を受けて食物アレルギーを発症するとされているからでっす。また、皮膚からダニやホコリが入ることでぜんそくやアレルギー性鼻炎も発症しやすいと言われています。
新潟県内はアトピー性皮膚炎を診断できる小児科医、皮膚科医が極めて少ないため、「アトピーと言われたことはありますか?」という野暮な質問はしません。アトピー性皮膚炎を疑わせる皮疹があり、その経過を聞くだけでだいたい分かります。
それと同様に、ぜんそくも合併しやすいため、問診で確認します。これまたぜんそくの初期をキチンと診断できる小児科医はほとんどいないため、野暮ったい質問はしません。ゼーゼーしたことがあるかなど、いくつかの質問をすればだいたい分かります。
今回の患者さんも、アトピー性皮膚炎はあり、ぜんそくも発症しかけていることが分かりました。にもかかわらず、皮膚科はアトピーの診断もできず、小児科も風邪薬を出すのみでした。
最近は、経皮感作を防ぐために早期発見、早期治療が叫ばれていますが、どうなんでしょう、新潟県の患者さんの90%、いや95%が適切に治療されていないんじゃないかと思ってしまいます。
学会に参加すれば、ここ最近言っているように経皮感作花盛りにもかかわらず、新潟県内に戻ると、医師はほとんど誰も興味すらないという感じです。
今回の患者さんも私に言わせれば、“いつも”の患者さんです。毎回似たようなことをしゃべり続けるのですが、患者さんには初めての話でしょうから、端折ることもなく、時間をかけて説明しています。
アトピー性皮膚炎の治療をしっかりした上で、卵の加工品を用いた負荷試験を提案しました。咳の方も治療は必要なようです。
新潟県のアトピー性皮膚炎から始まるアレルギー医療はいつになったら改善してくるのでしょうか?。


