来週の16日は学会発表があります。
いろいろ準備があるのですが、昨日は子ども達とお出掛けでした。遊園地に行って、その後は釣り堀へ。遊園地の近くにイワナとニジマスを釣れる釣り堀があるのです。
釣り初体験の息子は、6匹を釣り上げ、「釣り、最高!」なんて言っていました。今のうちに夏らしいことをやらせてあげたいと思っていたので、よかったです(笑)。
学会活動や子ども達と遊ぶことができるのも、まずは日頃診療を真面目にやっていることが基本にあります。
当院は、相変わらず困り果てた新規受診の患者さんが多く、日本の医療の破綻を感じてしまいます。努力していない医者はとことん企業努力をしておらず、正しい診断、適切な治療を心掛けていないのです。
一番悔しいのがアトピー性皮膚炎です。日頃から経皮感作について触れていますが、アトピーを乳児湿疹と誤診し、過小診断、過小治療で湿疹が一向に良くならず、その間に経皮感作が進行し、食物アレルギーを発症し、更にはぜんそくもなんてケースが多数来院されています。
医者に通いながら、病気が更に悪化し、通院する価値もないなんてことが繰り広げられています。症状を改善させられなければ、専門医に紹介すべきですが、紹介すらしない。利益が減るという“大人の事情”もあるでしょう。日本の医療は、ダメな医者のモラルの低さに蝕まれている構図は明らかです。
今日のタイトルは、「もし私が医師会の会長なら」とした場合、話を進めてみたいと思います。まず、アレルギーの専門家でも何でもないのに「アレルギー科」の看板を掲げるのは止めさせます。新潟は自称「アレルギー科」がほとんどですので、患者さんが騙されて受診されるケースが多いのです。
学会に参加することもなく、症状も改善させることもなく、通院した分がその医院の収益になります。それを返還させたいと思います。改善せず、当院に鞍替えされると、多分自分が治した気になっているのでしょう。それが証拠に、その後も同じ治療を行っています。医師は自分の診療に困っておらず、患者さんだけが困り果てている実情があり、こんな状態ではお金なんてもらえないはずです。
学会参加を義務づけ、診療レベルをチェックします。食物アレルギーの診療に負荷試験は欠かせませんが、負荷試験の研修会を行い、多くの医療機関で負荷試験を実施できるようにします。
アトピー性皮膚炎の治療も、現時点でもステロイド軟膏を十分量使うことになっていますが、弱いランクの軟膏をすぐに塗り止めていることが問題です。その辺の研修も義務づけ、通常1週間もあれば皮膚を劇的に改善させることができるため、そうなっているか確認を行います。
これくらいやらないと、医療レベルの均てん化が図れないと思いませんか?。現状では、努力している医師はしているし、していない医師はとことん勉強すらしていません。
ただ、こんなことをやり出したら、私は1日で解任されてしまうでしょうね。患者さんに質の高い医療を提供するのは、医師会などの強制力はなく、個々の医師に委ねられているだけだということがお分かりだと思います。
そうなると、ご自分や自分のお子さんを守るには、まともな医療をする医師を探さないといけないことが分かります。よく「近くだから通っていた」という親御さんも多いですが、特にアレルギーは近くに良質な医療をする医師はほとんどいないと思った方がいいでしょう。
これが日本の医療の実態です。


