小児科 すこやかアレルギークリニック

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風邪!?
2016年07月21日 更新

昨日も水曜午後の休診を利用して講演活動をしていました。

某市に出向きましたが、これが3回目。より参加者をということなのでしょうが、市の北部、中部、南部と3カ所会場を設け、私がその3カ所をまわるという方法でした。

学校や園の先生もお忙しいので、そういった方法もあるのですね。私は小規模な会でも出向くつもりですし、何回行くのも苦ではありませんので、「あり」だと思っています。

さて、昨日10代の食物アレルギーを疑う患者さんが受診されました。珍しく病院の内科から紹介状を持っての受診でした。

まだ解明できていないため、詳細は触れませんが、ある食べ物を食べて、じんましんと呼吸困難が出たそうです。その状態で、近くの内科開業医を受診したら、風邪と言われたのだそうです。

常識的に考えて、食べ物のアレルギーを疑うところであり、風邪ではないのは明らかです。この医師も本当の風邪を疑っていたのか、食物アレルギーが頭にあったのか定かではありませんが、患者さんは風邪と診断されたと認識されています。

結局、その後も特定の食べ物を食べて、じんましん、呼吸困難が見られています。そこで総合病院の門を叩き、結局当院に紹介されています。

自分の手に負えなければ、専門医に紹介状を書くのは医師としての責務だと思っていますし、患者さんもそれを望んでいると思います。敢えて言えば、最初に診た開業医の対応は最悪だと思いませんか?。

少しでも食物アレルギーを疑うのなら、原因を解明し、その原因食物を避けるよう指導が必要になりますし、今回アナフィラキシーを繰り替えてしていますので、間違って食べてしまった時のためにエピペンは必要になるでしょう。

分からないと、風邪のせいだと言って、誤魔化してしまう医者っているんですよね。困ったものです。

開業医は、一般的に「交通整理」的な役割を求められると思います。自分ひとりで何でも対応できる訳ではないため、できることはやるけれど、できないことは専門医に紹介状を書いて、橋渡しをするという任務です。

当院の場合、地域で唯一の小児科でアレルギー専門医のため、ほとんどのことは自分でやらないといけません。当院が特殊なだけで、通常の開業医は「交通整理」に徹しないといけないはずです。

開業医は、真面目に取り組んでいる人もいますし、どうしようもない医者もいます。とにかく利益最優先という医者の風上にも置けないような人もいます。それは、実際に私も開業医の立場になって、それを実感しています。

気軽に近くの医者にかかって、病気を診てもらえる安心を与えるのも開業医の役目ですが、日頃から良心的に診療していないと、成れの果てがこんな感じなのかなと思います。反面教師で頑張らねばと思っています。