小児科 すこやかアレルギークリニック

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手探りで
2016年08月16日 更新

少し前にテレビで夏まつりの特集をやっていました。

夏まつりと言えば、金魚すくいも楽しいイベントのひとつでしょう。テレビで取材された店は茨城県行方市にありました。そこでは金魚すくいの手ほどきをしてくれるそうです。

うちの子どもも行きたがったため、先日行ってきました。新潟から400キロ弱と結構遠かったのですが、「やってみたい」と言われては、連れていかない訳にはいきません。

金魚すくいは、ポイと言われる紙を貼ったすくう道具を使いこなさないといけません。なるべく紙をぬらさないようにと思っている方もいるかもしれませんが、まず全体をぬらし、水の中では水平に動かしながらすくうと、結構取れるものです。

夏休み中に遊びに連れていこうと思っていたため、ディズニーシーと金魚すくいに出掛けることができました。休みの日は、これも私の仕事です(笑)。

だいぶ前にイカを食べると、必ず嘔吐を繰り返すという園児が受診されました。イカの血液検査をしましたが、クラス0の陰性でした。当時はそういう患者さんはあまり診たことがなかったため、因果関係を確認する必要があり、イカの負荷試験を行いました。

やってみると、案の定、嘔吐を繰り返しました。何度も吐くお子さんを見て、申し訳ないことをしたと思ったものです。ただ、自信を持って「イカは除去」と診断書を書くことができました。

この患者さんは、何度もイカを食べると繰り返す嘔吐という症状が見られるし、イカアレルギーという診断は確定です。通常の場合、アレルギー検査を行うと、検査がクラス2とか4とかというように陽性になっていることが多いため、診断の根拠になりやすいと言えます。

経過観察の仕方としては、時々は採血をさせていただき、検査の数値が下がってくれば、治ってきたのではないか?と考えるようにしています。しかし、今回のケースはイカはクラス0なので、何の指標にもなりません。

数年経ち、治ったという可能性も考えられます。ということで、親御さんと相談し、負荷試験をやることにしました。

やってみると、最初は順調と思われたのですが、遅れて繰り返す吐くという症状がみられました。やはり治っていないということが証明された格好です。

アレルギー検査が陰性の食物アレルギーの場合は、このように手探りでやっていくしか方法はないと思っています。今回はこういう状況でしたが、私はイカの除去を解除という診断書を書くことを諦めてはいません。いつかそうなって欲しいと願っています。