今回、アイルランドに来ています。
ダブリンに着いて、昨日はジャイアンツコーズウェイに行ってきました。世界遺産にも認定されている、独特の地形を持った場所です。
アイルランドは島ですが、北側はイギリス領になっています。つまり別の国なのです。
ちょっと不便なことがあります。アイルランドでは、お金はユーロなのですが、イギリスではポンドです。島を巡るツアーなのですが、ところによってはユーロとポンドを使い分けないといけないのです。
インターネットで日本を見てみると、連日30℃を超える日々が続いているようですが、こちらは20℃前後です。羽織らないと少し寒いくらいです。
日本のことも気になるので、時々ヤフーなどを見ています。すると、こんなニュースがありました。
「急性アレルギー薬「エピペン」 価格つり上げに怒りの声」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160824-00000002-jij_afp-int
いつしか、エピペンの値段が約1万円から約5万円に引き上げられたとか。困った問題です。製造会社のマイラン製薬がいろいろな実権を握っているようです。となると、価格を上げるのも簡単なのでしょうね。
もしかしたら、開発当初はこんなに売れるとは思っていなかったのが、患者さんが増えたり、アナフィラキシーの認知が広がるにつれ、ニーズが高まりました。アメリカではエピペン以外の製剤もあるようですが、日本ではエピペンしかありません。
値段が5倍に上がることで、その分収益も増えることでしょう。成分は変わっていないため、個人的な考えですが、会社の利益を優先した決断だと思われます。
ただ、エピペンは使用期限があり、約1年で買い替えないといけません。記事にもあるように、多くの患者さんが購入を続けられなくなっているといいます。企業は基本的に利益を追求するものなのでしょうが、あまりにえげつないのは問題でしょう。
日本では、保険診療なので、薬価高騰のあおりで、患者さんの支払いが今すぐ増えるということはなさそうです。私はエピペンが保険診療で認められる前から処方していますが、当時の患者さんは1本1万円で購入されていました。5万というのはべらぼうに高いと思います。
私は普段診療していて、どうしたら利益が上がるとか、考えたこともありません。しかし、他の医院さんを見ていると、結構シビアで、いかに効率よく利益を上げるかが基本姿勢になっているようです。
お金は、医者や企業をも変えてしまうのかなと思った次第です。


