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不公平
2016年09月02日 更新

アイルランドから無事に帰国しました。本日から通常通りの診療に戻ります。

アイルランドとの時差は8時間。本日から時差ボケの影響なく、診療できるでしょうか?(汗)。ただ、いつも両親と旅行に行ってきて、翌日にはフルに診療していたので、何とかなると言うか、しなければなりません。

ここ数年、高齢者対象の旅行ツアーとして有名な会社を利用させていただいていますが、今回は、パリまで初めてビジネスクラスを使うというのも売りのひとつでした。今回、両親が行きたいアイルランドに行くには、ビジネスクラスを使わざるを得なかったのです。

これまでは飛行時間12時間前後かけてヨーロッパに行っていましたが、両親ともどもエコノミークラスを愛用してました。初めてビジネスクラスを使うに当たり、正直驚きました。囲いがあり個室風になっていて、座席もかなりフラットにすることができます。だいぶ安眠もできると思います。しかもモニターも大きく、コンセントが使えます。

上手く撮れていませんが、画像を添付します。モニターの下のスペースに足を差し込み、足を投げ出すことができるのです。正直、ここまでエコノミークラスと差があるとは思ってもおらず、驚いた次第です。

今回の旅行でご一緒した方の話では、高齢になってからはビジネスクラスしか使っていないとのこと。確かに快適さ、プライバシーに関しては比べるべくもなく、高齢の両親にはこれまで悪いことをしたなと思いました。

通常だとエコノミークラスとの差額は30万くらいでしょうか?。今回はツアーに組み込まれていたため、それ程でもありませんでしたが、やはりそれだけの差額は高いと思っていました。

西欧的な発想で、高いお金を支払えばより良いサービスが受けられるということなのでしょう。同じ利用者なのに、かなり不公平と言えるのかなと思っています。

日本の医療は、国民皆保険制度となっています。患者さんの支払う料金(医療費)は“平等”なのでしょうが、実際は医療レベルに大きな差があり、大きな不平等を生んでいます。

例えば、アレルギーにこだわっている専門医は、私も含め、3分診療で終わるはずもなく、20~30分、もしくはそれ以上時間をかけることもあります。絶対に良くなって欲しいと願っているからですが、いつも言っているように、多くの何のこだわりもない医者は「3分診療」の上に、誤診や過小治療となっており、症状は改善しません。何度も通院する羽目になり、その医者は儲かるということになります。

そういう信頼を裏切られたことに気付いた患者さんは分かるのでしょうが、ダマされたことに気付かずせっせと通う患者さんは、陰で食いものにされている訳です。

それなら、専門医にかかりハイレベルな医療を受けるには高い料金がかかることにして欲しい気持ちもあります。たまにやりきれないと思うことも、正直あります。これもいつも言っているように、ダメな医者は専門医に紹介もしないため、ただただ自分の医院にお金が落ちるのです。これってとても不公平なことだと思います。

ただ、私自身はお金に執着がないため、ダメな医者はダメだと地元の市民に認識して欲しいと思っています。100均などで買える安物(いいやつもありますけど)は「安かろう悪かろう」という認識が多くの人にあるでしょうが、ダメな医者の医療は、質が悪く結局高い買い物となってしまっています。

多くの一般市民が医師に対し、大きな幻想を抱いており、一方通行的に信用してしまっています。その信用を逆手に取って、売り上げ最優先の開業医も少なくないようです。

ビジネスクラスのように高いお金を払って質の良いサービスを得るのは、ある意味平等だと思いますが、医療に関しては、まったく当てはまらないと思います。この事実を多くの、特にアレルギーの患者さんに知っていただきたいと願っています。