10日(土)は学会発表のため、休診となります。
またまた学会発表があり、土曜日を休診にしなければなりません。休めば、その後の診療にしわ寄せがくるのですが、仕方ありません。
今回は、弘前“凱旋”です。大学時代は決して優秀な生徒ではなく、卒業から20数年の月日が経ってしまいました。いま思えば、あっという間だったように思います。
「あっという間」というのは、充実している時にそう表現されることが多いように思います。私の医師人生は、そうでもなかったかな…(汗)。
でも、研修医の時にまわった病院がぜんそくを扱う病院だったため、ぜんそくを診たいと思うようになりました。小児科は細分化されており、新生児や腎臓、循環器などの分野もありますが、あまり引かれなかったですね。
今でこそ、食物アレルギーは注目されていますが、当時は食物アレルギーやアトピー性皮膚炎を専門的に診るという感覚がなかったため、アレルギー専門医を目指すというよりは、ぜんそくの患者さんの症状をやわらげたいという思いが強かったです。
そして福岡の専門病院へぜんそくの最新治療を学びに行く訳ですが、そこで衝撃を受けたのが食物負荷試験だったのです。今から15年前のことです。そこから私の人生は、食物アレルギーを何とかしたいと思うようになりました。
当時は、アレルギー関係の学会に参加しても、一番人気のない分野で、学会会場もガラガラでした。土日に学会があるとすると、食物アレルギーのセッションは日曜の夕方に押しやられているような状況でした。
それ以降、徐々に食物アレルギーの対応が脚光を浴びるようになり、負荷試験が保健診療できるようになり、エピペンが保健適応になるにつれて、関心を持つ医師が増えてきたのです。それまでは、「食べさせてあげたい」一心で、ボランティアで負荷試験をやっていました。
現在は、その食物アレルギーが「経皮感作」で発症することが分かってきて、アトピー性皮膚炎が原因であることが明らかになってきました。アトピー性皮膚炎の診断、治療ができなければ、アレルギーをやっているとは言えなくなってきたのです。
私の場合、そのような順番でアレルギーを学び、知識や経験を積み上げてきました。真面目でなかった医学生だった私が、負荷試験は工夫次第で開業医でも可能であるということを、学会発表するようになったのです。私の夢は、開業医であっても全国津々浦々で、食物アレルギーの患者さんが負荷試験を受けられるようになることです。
土曜はそんな発表をしてきますが、負荷試験をやっていないような医師達に興味を持ってもらえるでしょうか?。


