小児科 すこやかアレルギークリニック

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30点
2016年09月14日 更新

つくづく医療は不公平だなと思っています。

当院は、連日複数の新規受診があります。市外から意を決して受診される方もいらっしゃいます。ネットでご自分で調べて来られる患者さんもいますが、通う園や学校の先生から当院ご指名で受診を勧められたというパターンが多いかな。

市外からそんな感じで受診があると、少しは社会貢献をしているのかなと思います。医療は患者さんのためにあるものなのに、明らかに医者が自分の都合を押し付け、自分のための医療をやっていることが多いように日々感じています。

いつも言っていることですが、症状が改善していないのに、同じ薬を出すなんて私の中では有り得ませんが、ほとんどの医者がそうしていますよね?。良くなっていなければ、良くならない原因を解明しなければいけないのに、大した説明もなく、さっと同じ薬が処方されて、「ハイおしまい」って感じの小児科や皮膚科って多いと思います。

アレルギーをやる者として憤りを感じるのは、アレルギーは慢性疾患なので、キチンと診断し、考えながら治療を進めないと、患者さんを改善に導けないのに、ぜんそくを“風邪”、アトピー性皮膚炎を“乳児湿疹”などというヤカラが多く、同じ薬を出し続けるなんて、神経が知れません。

もし、お子さんが全然勉強の準備もせず、学校の算数のテストで30点とってきたとします。親としては、怒りたくなりますよね?。

日進月歩のアレルギー医療の中で、例えば間近に迫ったすこやか健康フェアの講師の大矢先生の医療が「100点」だとします。私は専門医として、大矢先生やその部下の先生の話を聞く機会も多く、同じような方針でやろうと努力しているつもりです。せめて80%くらいのレベルの医療をしたいと思っています。となると「80点」というところでしょうか?。

そもそもアレルギーに関心のない小児科は多く、「経皮感作」とかチンプンカンプンで、「負荷試験」なんて自身のリスクを考えてやる気もないなんて医師は少なくありません。失礼ながら「30点」程度の医療がまかり通っています。

患者さんからすれば、30点でも、それに満足してしまえば、それが“医療”として成立してしまうことも問題でしょう。そういう意味では、患者さんにも責任があるのでしょうが、私はそうは思いません。患者さんは藁をもつかむ思うで、医師を信頼してすべてを委ねているからです。

医師が「30点」をもっと引き上げようと努力しておらず、これはもう医師側の責任でしょう。

それでも患者さんはテストで30点をとってきた子どもは怒るけれど、やはり勉強もせず「30点」の医療をしている医者にかかりつづけています。一部の患者さんは、怒りもせずに、医者を替えるという行為に出ます。

ちなみに、「30点」の医療でも、十二分に医療費はかかります。つまり、医者は儲かってしまうのです。今朝のネットニュースで、医療費が過去最高を記録したと書いてありました。確かに高齢化社会の影響もあるでしょう。その陰で、「30点」の医療がまかり通っている現実があることに気付いていただきたいと思っています。