小児科 すこやかアレルギークリニック

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お陰さまで
2016年09月15日 更新

記念日って、各々の人にとってあるものだと思います。

もう1週間も過ぎてしまいましたが、当院はお陰さまを持ちまして、9月7日に9周年を迎えました。

両親とヨーロッパ旅行をしてて、その後その影響でしょうが、多くの患者さんの診療をして、また弘前での学会の準備、「すこやか健康フェア」の準備に追われ、当日は記念日であることを全く忘れていました(汗)。ふと気付いたのは、9日だったかな…。

4年ほど前に腰を痛め、最近は急に目が悪くなってきました。確実に歳をとっているなと感じます。しかし、気力は十分で、開院時の理想は追い求めているのかなと思っています。

ある開業医が、「仕事は3年で飽きる」と言ったそうです。そんな医者もいるんですね。風邪など軽い病気を流れ作業でやっていれば、そういうことになるのでしょう。患者をモノしか見ていないように感じます。

例えば、発熱の患者さんが受診したとします。確率論的には風邪が多いのでしょうが、私なら「本当に風邪だろうか?」と悩みます。風邪だと思っていたのが、熱が続いたり、咳などの他の症状が悪化してきたりするかもしれません。熱も1、2日で下がれば結果的に風邪だったのでしょうが、それまで気が抜けません。

当院の心掛けていることがあります。自分の言うこと、やることに責任を持つことです。開院当初から食物アレルギーの重要性を認識していましたので、「食物負荷試験」をしっかりやることも想定していました。いまだに開業医で負荷試験をやる医師は少ないです。

これは確かに仕方ない部分もあるでしょう。開業してから食物アレルギーのガイドラインができ、アレルギー検査だけでは食べられるかよく分からないので、負荷試験が必要だとされました。

既に開業している小児科医は、開業しながら新たな技術を診療に取り入れることは困難なのでしょう。多くの医師が負荷試験をなきものにしているのが現状です。

更に、「経皮感作」という発見があり、アトピー性皮膚炎をしっかり治療し、食べ物が皮膚から入らないように防御することが大切なことが分かってきました。これまで食べないことが唯一の治療だったのに、逆に食べないと治っていかないことも知られてきました。

確かにこれらのことは、新し過ぎてガイドラインにも載っていません。これらを診療に取り入れなくても、きっと間違いとは言い切れないのでしょう。

でも、従来のやり方を患者さんに押し付けるのは、正しいと言えるでしょうか?。多くの医者が保守的で、やり慣れたことを続けようとします。しかし、それでは患者さんの症状を改善させれないことが分かれば、改善させられる医師に紹介すべきだと思っています。

それがないのは、食物アレルギーの新しい動きに興味を持てない小児科医が多いことや、目先の患者さんをかわすことに慣れていること、あと経営的なこともあるのだろうと思っています。

開院して9年。アレルギーは劇的な変化を迎えました。ちょっと大袈裟ですが、激動の期間に開院し、開業医として診療してきたのだろうと思います。

旧態依然の診療を続けようとする医師が多い中、当院は攻めの診療を続けていこうと思っています。