小児科 すこやかアレルギークリニック

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週末の準備
2016年10月20日 更新

昨日も、水曜午後の休診を利用して講演でした。

ある小学校に出向いたのですが、講演後、校長先生と話している時に、弘前大学を出られたと聞き、ビックリ。私と入れ違いくらいで大学に通っていたそうです。弘前の街並の話で盛り上がり、楽しい時を過ごせました。

最近、患者さんが多く、待ち時間が一層長くなり、ご迷惑をお掛けしています。症状の落ち着いた患者さんに時間を掛ける必要はないのですが、新患もいまだに多く、時間を掛けざるを得ないのです。

1日が終わると、正直疲労困憊です。医師は基本椅子に座りながらの作業なのですが、ひとりひとりに真剣に対応しているとかなり疲れます。実は、今週末に講演があり、準備をしないといけないのですが、なかなか進みません。

話によると、栄養士さんも集まるようです。昨日もそうですが、園、学校での講演は誤食時の対応がメインになります。ただし、敵を知らないと対応できないので、前半に食物アレルギーについて基礎知識をお話ししています。後半は、誤食時の対応について時間を当てています。

聞き手に栄養士さんも含むとなると、話を少々変える必要があると思っています。本来なら調理の工夫という話もニーズはあるのでしょうが、あまり医師が話す分野ではないですよね。アレルゲンの特徴などを話そうかと考えています。

コンポーネントの話もいいかなと思っています。卵白に対するオボムコイド、小麦に対するω5グリアジンは有名でしょうが、イチ押しはピーナッツに対するArah2。最近はピーナッツ2くらいの患者さんにこのArah2を一緒に検査し、クラス0なら大抵が食べられますので、便利です。

コンポーネントは、負荷試験をせずに血液検査のみで食べられる、食べられないの判断をできたらという発想で開発されていると認識していますが、確かに卵のオボムコイドも結構参考にはなります。ただ、詳しい数字は忘れましたが、オボムコイドがとても高い患者さんに先日カステラを食べさせて、食べられました。やはり負荷試験をしてみなければ分からない訳です。

その点、Arah2は今のところ、ピーナッツの解除について重宝しています。開発を期待したいのがエビでしょうか?。エビの検査が陽性だと、患者さんも医者も怖がって食べさせないので、延々と除去が続いていることが多いようです。

私の読んだ本には、エビはクラス0でも症状が出る人がいるし、数値が高くても食べて無症状の人もいるとありました。エビを除去しているとカニ、タコ、イカ、貝類まで除去しているケースが多く、いいコンポーネントが開発されたらと願っています。

また先日、赤ちゃんが豆腐を食べると吐くという親御さんから相談のメールをいただきました。大豆の検査が陰性なので、かかりつけ医から食物アレルギーではない、また食べさせるように言われ、また吐いてということを繰り返していました。

いえいえ、立派な食物アレルギーです。検査は陰性のことが多いのです。このような消化管アレルギーについても週末の講演では触れようかと思っています。

今年はもう学会はないので、気が楽ですが、講演はいつくも入っています。今週末の講演は、栄養士さんも聞くので、普段の話と少し内容を変える必要があり、もう少しあがきつつ、期待に応えたいと思っています。