この秋のドラマの満足度が高いとネットニュースに書いてありました。
視聴率トップは、「ドクターX」。これでシリーズとしては4回目くらいでしょうか。テレビドラマ冬の時代と言われる現在において、視聴率20%を超えるお化け番組と言っていいでしょう。
ご覧になった方も多いでしょうが、日本トップレベルの大学病院においても難しい手術を「私に切らせて。失敗しないので。」と言い、完璧に成功させてしまう女医の話です。
私も時々指摘している医療界の暗黙のルールや、病院であっても赤字部門を切り捨て、利益率を上げようとする生々しい話も出てきます。
この前の回は、人間ドックを受けにきた、ある患者さんの腹部に腫瘍を発見します。開腹手術をした際、20年前に受けた手術の際に、体内に放置したガーゼだと知り、なかったものにしようと手術を中止します。その20年前のオペは、外科部長がやったものだったからです。手術室は密室なので、隠蔽してしまおうとする、悪しき医療界の体質を描いていました。
でも、結局は主人公の大門未知子が問題解決してしまいます。オペの最後に患者さんの肩の辺りに手をやり、「よく頑張ったね。これで良くなるわよ。」と言っているかのような儀式を行います。患者さん本位にまっすぐな思いで頑張っている姿が、視聴者の心を捉えるのでしょうね。
ただし、消化器外科のドクターだと思っていたのですが、この前は脳外科的な手術も失敗せずにやっていました。現実的には、こんなドクターいませんからね(笑)。
医療ものとして、「レディダビンチの診断」というドラマもやっています。こちらは視聴率では、ドクターXに大きく水をあけられていますが、私は観ています。
この前はハロウィンパーティーを舞台にした女子高生の話が出てきました。こじつけ感がありありでした。
簡単にいうと、数人の女子高生がパーティーの後にバタバタと倒れます。うち1人は特に症状が重く、アナフィラキシーショックと診断されます。ちなみに、他の子達はその子が日頃からイジメを受けており、化学薬品を混入させたものでした。
重症の1人の原因究明のため、パーティーの時に食べたもの全てを「チャレンジテスト」をやろうと主人公の医師が言い出すのですが、病院は大騒ぎ。チャレンジテストとは、私がよく書いている「食物負荷試験」のことです。そんな検査やってはいけないと上司から言われ、いかにもやるべきではない検査かのように描かれていました。
しかも、パーティーの際に何種類もの食べ物を食べていたため、1種類を食べて15分経ったら別のものを食べてと検査を進めていきます。食物負荷試験をやっている医師なら分かることですが、食べて15分以内に必ず症状が起こるとは限らないため、こんな乱暴なやり方はしません。
結局は、マンゴを食べた時に口に違和感を覚え、原因がよく分からないということになります。でも結局は、ラテックスーフルーツ症候群で、マンゴと似た成分を持つラテックスにもアレルギーがあり、同級生に化学薬品を混入させる際にしたゴム手袋でアナフィラキシーショックを起こしたという話の構成になっていました。
起き得なくはないのでしょうが、何だか腑に落ちない回でした。
そうそう、「IQ246」というドラマもちょっと観ています。主人公を演じる織田裕二さんが、過去の刑事役に似ているとの批判もありますが、IQ246の天才を演じており、変わった人の感じを出す必要があり、私は役者魂を見たと思っています。役者も医師も企業努力が大切だと思っています。


