開業医の役目は、かかりつけ医として患者さんを守ることだと思っています。
いま、マイコプラズマが流行っていますし、ぜんそく発作を起こしやすい季節です。マイコプラズマ肺炎になったり、ぜんそく発作で苦しくなり、酸素不足になれば入院加療が必要になります。
マイコプラズマは急性疾患、ぜんそくは慢性疾患になります。マイコプラズマはいつかかるか分かりませんが、入院が必要になるような患者さんは、熱が続き、咳もひっきりなしになります。もちろん、正しく診断しないといけませんので、どのように検査をして診断し、いくつもある抗生剤の中でどれを選択するかを知っていないといけません。意外と、知らない医師が多いようです。
ぜんそくも重い発作になれば、入院して治療が必要になります。ぜんそくの場合は、誰も苦しくなりたくないし、入院なんて尚更したくないはずです。となると、発作を起こさないように、しっかりと予防する必要があります。
最近、何人かマイコプラズマでこじれて、熱も咳もひどいという患者さんが来ていますが、診断し、治療法もベストと思われるものを選択し、いずれも入院を免れています。ぜんそくも、発作シーズンとなり、軽くゼーゼーいう患者さんは少なくないですが、点滴をしなければいけない患者さんは一人もいません。
一応、かかりつけ医として責任は果たせているのかなと考えています。当院でこのように治療していて、守り続けてきたのに、転居される患者さんがいます。
この春、九州の某県に引っ越しされた患者さんがいました。ぜんそくもアトピー性皮膚炎、食物アレルギーもありました。決して軽くないため、引っ越し先でキチンと対応されているだろうかと心配していました。
昨日、ふっと受診してくれました。「あれっ、転居したはず…」と思ったのですが、一時的な里帰りだそうです。
話を聞くと、当院の処方を見せると「うちではこんな重症は対応できない」と断られたり大変だったようです。何か申し訳なくなります。
咳が出てきて、軽くぜんそく発作が起きているようです。身体を診ると、アトピー性皮膚炎の管理も悪く、象さんの皮膚のようになっています。また九州の某県に戻るとのことで、ぜんそくとアトピーの薬は多めに処方しました。
帰り際、こんな手紙をもらいました。この子は小学校の低学年です。私が小学生の頃はこんなことを書く知恵すらなかった。子どもながらに、行きたくない医療機関もあったようで、ご苦労を掛けました。
また、こちらに戻ることがあるようで、全力で対応したいと思っています。



