先日、ピーナッツの負荷試験が2人いました。
幼児で、ピーナッツのアレルギー検査はクラス3。年齢も数値も同等くらいでした。
ずっと除去しているものを負荷試験するのは、何度やっても怖さは感じます。初回に食べさせる量を間違えば、初っ端からアナフィラキシーを起こすかもしれません。それは、負荷試験が下手くそだということを表しているのだろうと思っています。
今年食物アレルギーのガイドラインが発刊されましたが、ピーナッツの初回摂取量の目安は書かれていません。結局、ある程度やっている医師にとっては、結構大まかなことしか書かれていません。自分で考えて対応していくしかないのです。
もし負荷試験未体験の小児科医にやらせたいのなら、もっと詳細に書いたマニュアルにしないとダメでしょうね。ただ、学会側は専門病院に紹介というのを基本としています。専門病院まで数百キロ離れている患者さんには、酷な話だと思っています。この辺が、私と考え方が大きく異なるところです。
超重症なピーナッツアレルギーの患者さんには通用しないのでしょうが、1人は1/8個から開始しました。初回からのアナフィラキシーは避けられました。徐々に増やしていき、10個を目標にやっています。2人とも10粒を楽々クリアーしています。
最近、食物負荷試験をやる医師が全国的に徐々に増えているとはいえ、ピーナッツは中級以上の医師がやるのかなと思っています。
経験上知っていますが、ピーナッツがそこそこ高くても食べて何ともない人がいます。ですから負荷試験をやって確認しているのですが、今回は2人とも勝算がありました。
ピーナッツアレルギーを詳しく評価する「Arah2」が2人とも陰性だったからです。当院は、アナフィラキシーを起こすことが確実であろう患者さんには負荷試験はやっていませんが、食べられるかどうか分からない患者さんには、食べさせるよう努力はしています。
それにArah2は有効と考えています。是非ともお試しあれ~。


