小児科 すこやかアレルギークリニック

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批判的発言
2016年12月28日 更新

申し訳ないことに、本日の半日で今年の診療が終了となります。

来られた患者さんには、年末年始の休みを乗り切れるだけの薬を出したり、アドバイスをしたりしているつもりです。

熱が続いている患者さんは心配でしょうから、何とか診断を付けるようにしています。熱が続いている場合、インフルエンザもありますが、マイコプラズマやヒトメタニューモウィルスが多いようです。

私は周囲の感染症情報は、ほとんど参考にしていません。周囲に感染症はいるかと聞いても、いないと言われ、調べてみるとマイコプラズマやヒトメタニューモが検出されることがあります。

多分、マイコプラズマは風邪と区別のつかない医者が多いのと、ヒトメタニューモは調べると医院の損になるので調べないようにしている医者が多いことがその理由だと思っています。

当院が9年前に開院した時、地元ではRSウィルスはほとんど検査されていませんでした。原因を追求しようとする医師が少ないんでしょうね。調べると医院の損になりますし。私は積極的に調べるようにしており、お母さん方にRSウィルスの認知が広まったのは、当院の影響も少なくないと自負しています。

そして一昨年だったか、ヒトメタニューモウィルスが調べられるようになりましたが、やはり調べると検査費用が医院の持ち出しとなるため、ほとんど調べられておらず、親御さんはもとより、園関係者の間でも認知は低いままです。

全ての小児科医が私と同じように積極的に検査をしてくれたのなら、地元はとても感染症に理解のある地域になっていると思っています。逆に言えば、「レベル低いな」と感じています。

話は変わりますが、以前、ある患者会の方から、私がこの場で医者に対して批判的なことを書くのを止めるように言われたことがあります。

アドバイスのつもりだったのでしょうが、私は止めませんでした。感染症の診断にしても、アレルギーの診断や食物負荷試験にしても、正しく行われていないのは、ほとんど医者が不勉強だからです。

「医療」って、多くの患者さんが医師に対して幻想を抱いています。どの医師もレベルも、モラルも高く、正しく診断、治療していると思いたいのでしょうね。ところが現実は、ほど遠いものです。楽をした方が儲かるというのも、現在の医療の側面です。

ダメな医者が多いことを患者さんに知ってもらうことが、患者さんを救うことだと私は信じています。主治医を信じて、馬鹿を見ている患者さんがいかに多いことか。

偉い先生は自分の立場を考えて批判はしないし、若い医者もそう言う立場にないので批判はしない。医者にダメ出しをするには、私くらいだと思っています。

先の患者会の方も含め、多くの専門医などは陰で批判的なことを言っているようです。私は陰で言っても何も変わらない。批判のリスクを背負いつつ、敢えて批判的なことを言っているつもりです。少なくとも、ダメな医者が多い現実を知ってもらうことから始めなければと思っています。

私の書いた文章を読んで、専門医に導いたことも少なくないですし、多くの読者がいろんなことに気付いてくれていると信じています。

批判的なことを書くことで、私自身も批判の対象となるでしょうが、それも覚悟の上。多くの医者が無条件に信頼され、医者が不勉強のまま勝手気ままに診療したり、損得勘定を考えて診療しているのが現実です。

医者の置かれた“ぬるま湯体質”に少しでもメスを入れたい思いが私を駆り立てています。そして、私自身も楽な方に流されないよう、自分への戒めの意味合いもあると思います。

それが真意です。