29日は、年末年始の休みの1日目でした。
28日に今年の診療が終わった訳ですが、実はその日の夜にディズニーランドに出掛けました。車で行って車内泊すれば、開園の朝8時から遊べ、時間を有効に使うことができます。
同じことを考えている人も多かったですね。人気アトラクションはすぐに行列ができ、あまり乗れない…。だからこそ、何度も行かないとダメなんでしょう。ディズニーシーも含め、今年で3回目ですもの(笑)。
ただ、自宅から350キロほど離れているため、自分ひとりで行きも帰りも運転しなければいけないことが難点でしょうか?。まだそんな苦ではないのですが。
でも、休みなのに休んでない?。そういうツッコミに反論できませんね(汗)。
さて、先日牛乳アレルギーのお子さんに牛乳を用いて負荷試験を行いました。
牛乳は気を遣います。何故なら、重症ですと、0.1mlで強い症状を強い症状を起こすお子さんもいます。
ですので、なおさら日頃の摂取状況の聞き取りが大切です。すると、じゃがりこを何本か食べて症状が出たことがあるのだそうです。じゃがりこは脱脂粉乳を含み、1本当たりわずかな乳成分しか含有しませんが、当院でもわずか1本でも食べられない患者さんはいらっしゃいます。
摂取状況からすると、微量しか摂れないであろうと判断しました。牛乳の負荷試験は0.5mlを開始量としました。当院は、負荷試験は研究のためにやっている訳ではありませんので、患者さんの日頃の摂取量から最初の負荷量を決めています。
研究的な意味合いが強いと、プロトコールといって研究の設定のシバリがあり、あまりに重症だと適合できないこともあるようですが、何のための負荷試験、何のための専門病院なんだと思ってしまいます。
いずれにしても、最初の負荷量の設定を間違えると、とんでもないことになる可能性があり、そこは慎重にやっているつもりです。
0.5mlから開始しましたが、何ともありません。徐々に増やしていき、結局30ml摂ったところで終了としました。これにはちょっと驚きです。
当院は負荷試験をこだわっておりそれなりの件数をやっていますが、日頃の摂取状況を聞いて負荷試験をやると、そんなにズレないことが多いのです。1mlくらいで症状が出るかもと思っていたので、“うれしい誤算”以外の何ものでもありません。
その逆に予想外に摂れなかったというケースもありますが、あまりないですね。“うれしい誤算”もそんなにないかな。未摂取の場合は、食べていないので摂取状況は参考になりませんが、多くは親御さんの予想よりも多く食べられます。
予想外に食べられなかったケースを経験すると、「負荷試験は怖いな」と思います。幸い、未摂取も含めると食べられるケースが圧倒的に多いため、「だから負荷試験は止められない」って思います。
2017年もそういう患者さんの笑顔に出会いたい、そう思っています。


