小児科 すこやかアレルギークリニック

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「程度」
2017年01月06日 更新

当院は、水曜と土曜の半日の日には負荷試験は実施していません。

負荷試験終了後の午後になって対応ができないと困るからです。ということで、5日が2017年初の負荷試験となりました。

卵や牛乳アレルギーの頻度が高いので、それらの負荷試験が中心になるのですが、1人イクラの負荷試験の患者さんがいました。

小学生なのですが、イクラがアレルギー検査でクラス2だったこともあって、ずっと食べていなかったそうです。

イクラは生で食べるものだし、何となく除去している方は多いのだろうと思っています。ただ、そのまま放置していては良くないと思っています。それで、負荷試験でシロクロつけようと提案した訳です。

これまでもイクラは積極的に負荷試験を行ってきました。タラコは加熱するとかなりアレルギーを起こしにくい印象がありますが、イクラは先程も述べた通り生で食べる食べ物です。

イクラを食べて、意識を失くした患者さんも診ていますし、油断のならない食品だと考えています。だからこそ、負荷試験をやっている訳ですが、イクラ1粒をなめて、つぶさずに口から出させるというだけで、まもなく顔面にじんましんが広がったお子さんもいました。

ですから、イクラアレルギーがあるとしても、1粒も食べられないのか、それとももっと食べられるのかを親として知っておく必要があると考えています。

今回は1粒から開始して、徐々に増やしていきました。35粒食べたところで、じんましんが少し出てきました。この結果から、イクラアレルギーはあり、除去が望ましいと考えています。ただし、決して重症とは言えないことも分かりました。

親御さんは、食物アレルギーがあるのかどうかを気にされることが多いですが、どれだけ食べられるのか、もしくはどれくらい食べられないのかという「程度」を評価しておくことも重要だと思っています。

今回も、もし強い症状が出てしまっていたら、エピペンを処方しなければならないと思っていましたが、そこまでは必要なさそうです。

さて、お子さんの食物アレルギーの「程度」をご存知でしょうか?。