小児科 すこやかアレルギークリニック

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2017年01月09日 更新

当院のホームページを定期的にお読みの方はお気づきでしょうが、日曜日以外は書くようにしています。

今は福岡に行っていることになっていますが(笑)、新潟にいるうちに9日(月)の記事も書いておいてしまおうと思っています。

よく自院のホームページのブログに趣味のことを書いている医者もいます。マラソンとか釣りとか、趣味のことは書いても自己満足であって、意味がないと思っています。医者は医療で勝負するのですから、とことん医療にこだわれと言いたいくらいです(笑)。

開業医の役目は、なるべく外来で病気を治療し、入院を回避することだと思っています。先日、総合病院から紹介状の返事がありました。

私が診察して川崎病を疑い、病院に紹介した患者さんのその後の経過を記したものでした。川崎病に関しては、入院治療は避けられません。心臓に後遺症を来すこともあり、疑いの時点で早めに病院に紹介し、診断を確定してもらい、早期に治療に移行して欲しいと思っています。

返事には、通常の治療をしても症状の改善が思わしくなく、心臓に合併症が出ている疑いもあり、心臓の専門医のいる病院へ転院したと書いてありました。大変だったようです。

実は、ほぼ同時期にBCG接種部位が再発赤した患者さんを病院に紹介しています。熱が3日ほど続き、熱は下がったそうですが、たまたま当院を受診された際に、BCG摂取部の発赤のことを相談されたのです。

小児科医なら、川崎病の際にBCGを打ったところが赤く膿んでくることは知っていると思います。この子は当院に来た時点で解熱しており、入院するような状況ではないと思われましたが、軽い川崎病だった可能性があり、心臓の合併症のチェックも行う必要があるのではと考えました。

この子も紹介状を書きましたが、病院の先生は川崎病と診断し、心エコーもやってくださっています。11月、12月で2名の川崎病を診たことになります。

少し前に、医者の卵の方と話す機会があり、子どもの頃、川崎病にかかったそうです。開業医で見逃され、症状が改善しないため病院に鞍替えした途端、川崎病の診断で入院したそうです。彼の中では、開業医に見逃されたという悔しさが残っているようです。

その話を聞いた時に、最近川崎病を多く診るなと感じたため、調べてみたら2016年は2月、5月、8月にも川崎病と診断していずれも病院に紹介しています。この1年で5人は川崎病を診ていることになります。

私は小児科医になって25年ほどになりますが、私の記憶では勤務医時代も含めて、川崎病は年に2、3人だったと思います。大きな病院では年間5人以上の入院はあるのでしょうが、それは多くの医師がかかわった上のものでしょう。

これまでの小児科人生で、私1人で年間5人も川崎病を診たことはなかったと思っています。私にとっては最多記録となります。たまたまかもしれませんが、どの患者さんも見逃すことなく、わりとはやい段階で診断できていたようでホッとしています。

ともすると、当院の場合はアレルギーに偏りがちになってしまっているのかもしれませんが、自分で言うのも何ですが丁寧に、見逃さないように診察しているからなのかなと思います。

今年も、この調子でアレルギー以外でも丁寧に、見逃さずにやっていきたいと思っています。