注意喚起表示と言われても、よく分からないという方も多いかもしれません。
食物アレルギーがあると、スーパーやコンビニで商品を買う時に原材料表示を参考にすると思います。そこに「卵を含む製品と同一ラインで生産しています」と書かれていたりしますが、そのことをいうのです。
個人的には、ほとんど入っていない、特に問題ないと認識しているのですが、これにまつわるお話です。
先日、ピーナッツアレルギーの患者さんが受診されました。学校生活管理指導票の記載を求めています。まずはアレルギー採血の必要があります。
ということで、ピーナッツはクラス5。少し前にも触れましたが、最近ピーナッツを詳しくみる「Arah2」という項目があり、これが高いと負荷試験は不要と言われています。ピーナッツアレルギーは確定としてもいいということです。そのArah2もクラス5でした。
親御さんから、「注意喚起表示はどうでしょうか」と聞かれました。負荷試験は危険という感じですから、「注意喚起表示も含めて除去にしましょう」と言いました。ピーナッツアレルギーは重症そうなので、そうした方が間違いないと思ったのです。
お母さんの表情がみるみる曇りました。それでは弁当対応になると言うのです。「はぁ??」と思いました。
お母さんの話では、〇〇を含む製品と同一ラインで生産していますという表示に引っかかるようであれば、食べ物が何であっても給食は提供できないのだそうです。理由は、含まれているかいないかを調べるためにお金がかかるため、予算の関係で調べられない。だから、注意喚起表示が引っかかる人は、ピーナッツでも卵でも牛乳でも弁当になってしまうという話でした。
どうなんでしょう?。こういう話は初めて聞きました。文科省は重症であっても、エピペンを持っていようが、なるべく給食を提供するようにと言っています。
それに背くような考え方だし、他の地域でもこういう考え方が広がっているのでしょうか?。それとも一部の地域が過剰に反応して、責任逃れと言うか、安易な道を選んでいるのか?。
百歩譲って、卵や乳ならいざ知らず、ピーナッツで本当に弁当対応になってしまうのは甚だ疑問です。
生卵を食べられないと、卵は完全除去なんて話もありました。地元の話なので、何度か聞きましたが、給食では加熱した卵しか出ないので、明確に間違った対応だと思っています。行政も学校もご苦労されているのは分かりますが、度を超したものが散見されます。
今回の案件、どう決着しますでしょうか?。


