昨日、あるお子さんに牛乳の負荷試験を行いました。
食物アレルギーの場合、卵や乳をまったく食べていなければ、どれくらい食べられそうかは予想できませんが、卵や乳を含むものを食べていれば、それなりに予想できなければなりません。
これまでずっとそうやって予想して、負荷試験を実施してきました。この道15年以上。それなりだろうと思っていました。
この患者さんのことは少し前に書いたと思います。じゃがりこを少し食べると、症状が出るとのことでした。当院でも重症な牛乳アレルギーのケースでは、じゃがりこを使って負荷試験をやることもあります。そのじゃがりこで症状が出るので、かなり重症と踏んでいました。
前回の負荷試験では、牛乳そのものを用いて、0.5mlから負荷することにしました。負荷試験をしていて思うのは、スムーズに進む場合は、上手くいきます。途中で止まるのは、「これ以上摂ったらヤバい」と本人が感じるんだろうと思っています。
その日は、順調に量を増やすことができ、30mlのところで終了としました。数mlで終わるのではと予想していたため、あっさり裏切られたことになります。
その日は、「今度は200mlを目標にして負荷試験をやりましょう」と言っていました。逆に、どれくらい摂れそうか分からなくなったので、解明が必要になりました。お母さんも予想外の結果にうれしかったようで、そんな間隔を空けずにご自宅から100キロ近くあるのに、受診してくださいました。
自宅でも30mlを摂るようにしていたそうで、期待大です。20mlから開始しましたが、口の周りに発赤が出ました。「意外と摂れないのか」なんて心配しながら、進めていきます。
最初は発赤が出たものの、何だかんだで結局200ml摂ることができました。お母さんも目を丸くしていました。私自身も数mlしか摂れないと事前に予想していたので、自分の予想能力のなさにガッカリです。結果オーライなのですが、「こんなはずでは…」という思いもありました。
いい意味で裏切られるのは有り難いのですが、日頃の摂取状況から負荷量を考えて、負荷試験を進めています。「私もまだまだだな~」そう思ってしまいました。


