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2017年01月21日 更新

「白い巨塔」というドラマをご存知の方も多いと思います。

医学部の教授の座を巡ってライバルと激しく戦い、頂点に立とうとする権力争いを描いたものって感じでしょうか?。

先日、本屋に行って、面白そうな本を買ってきました。NHKの記者が取材を通じて医学界の閉鎖性を感じており、医学に興味があったため、医学部に入り直し、医師となって内側から医学界を検証するような内容でした。

一気に読みましたが、結構面白かったです。さすがは元記者さん。文章は上手いため、読みやすく、医療の問題に切り込んでいます。

医師になってバリバリ働いている頃のことですが、書いた頃の反響は、医者仲間には「批判的なことを書くべきではない」という感じでしたが、看護師など他の職種に方からは概ね好評だったようです。

ネットで見てみると、“ウ◯コ本”と称している小児科医もいて、そんなにひどい内容とは思えず、医師として業界にどっぷりつかっている人にとっては、都合の悪いことが書かれており、批判してしまうんだなと思っています。

いやいや、医師なんて、本来は崇高な職業だと思うのですが、いい加減な医者なんて結構います。以前、この場で医療をビジネスとしてやっている医者もいると書きました。

例えば、1人当たりにできるだけ時間をかけないように、RSウィルスなど費用が医院も持ち出しになるような検査は一切しないし、びた一文損はしませんってドン引きするような診療をしている小児科医も少なくないですね。

ちょっと訂正があります。ビジネスならお金の見返りに、プロとして正しいことをやるのでしょうが、RSウィルスの検査をしないように誤魔化しているだけなので、ビジネスとすら言えないのでしょうね。

2004年から研修医制度が変わり、それ以来「白い巨塔」が弱体化したようなことが書かれていました。平成16年のことです。私は開業前でしたが、私の勤務していた病院ではほとんど関係なかったため、研修医制度のことは理解していませんでした。

以前は、医師になるためには大学の医局に属さねばならなかったのですが、この制度により総合病院でも研修できるようになり、大学病院に人が集まらなくなったようです。全然、その変化に気づいていませんでした(汗)。

ほかの医師の書いた本も読んでおり、ここ最近の医学界の変化について知識を得ることができました。機会があれば、この場でも触れようかなと思っています。