最近、天下りが報道されましたが、優秀な人というか、権力を握ってしまうと、人はいかに甘い汁を吸おうとしているかの表\れだと思っています。
先日、「先生」と呼ばれる職業について触れました。教師、弁護士、政治家そして医師を挙げました。
私は、調布の死亡事故がある前から重症な食物アレルギーの患者さんの通う園や学校に出向いて、エピペンの使い方など指導を行ってきました。園や学校の先生方も積極的に聞いてくださり、いざと言う時に救えるのは自分達だという自覚を持ってくださっています。
学校の先生は、食物アレルギーだけでなく、その他の発達障害などの研修もあるようですし、日常業務のほかに、思春期だと悩み多き時代の子ども達の相談相手となったり、イジメ問題にも対応せねばならず、大変だと思っています。
前回、NHKの記者さんが医師に転職した話をしましたが、その方の指導医は「ゴングが鳴ったら、必ず一度はリングに上がれ」と言われたそうです。私の中で、心に残っている言葉です。
医師として当然のことだと思うのですが、それさえできていない医者が結構いるように思います。例えば、アトピー性皮膚炎の重症な患者さんが来られたとします。現在はステロイド軟膏という、皮膚の炎症を抑える軟膏をベッタリ、シッカリ塗り、炎症を抑え込むという治療が主体です。中にはステロイド軟膏の使用に抵抗があり、「使いたくありません」という患者さんもいるようです。
以前聞いた話では、その話を聞いた途端、「うちでは対応できないので、帰ってくれ」という皮膚科医もいるようです。また、親の承諾もなく、置くの処置室に連れていき、軟膏を塗ったくる皮膚科医院もあるそうです。
その他にも「リングに上がって欲しいな」と思う小児科医など、いろいろな話は耳にします。いつも言っているように、医師のモラルの低下がそうさせているんでしょう。
政治家と弁護士は、法律に沿って仕事をされていると思います。医師にとっての“法律”は、各疾患に関するガイドラインで、それに沿って病気を診断したり、治療したり、指導をしなければなりません。
ところが、お医者さんは偉いので、“ガイドラインを守らなくてもいい”という変なルールがあります。結局、日本の第一人者達が集まり、ガイドラインを作っているのですが、例外はあり、それによって対処できないケースがあるようなのです。
実際に患者さんを診た医者の判断が優先されるというと聞こえはいいですが、いつも言っているように、勉強不足でぜんそくやアトピー性皮膚炎の診断すらできない小児科医、皮膚科医が大勢います。慢性の病気は本当に治りづらいため、キチンと診断して治療に本腰を入れないと前に進めないのですが、診断もままならないダラしない医者って多いのが現状です。ガイドライン以前って感じです。
政治家や弁護士は法律を守るのが仕事、医師は“法律”を守らずにのびのびと気の赴くままに診療し、改善しなくてもお構いなし。責任感のない医者が多過ぎます。
この前読んだ本には、いろいろな職業の中で、医師が一番平均年収が多いのだそうです。もちろん、患者さんの回復を願い、必死に患者さんと向かい合う医師もいるのでしょうが、ぬるま湯につかり、のほほ~んと診察し利益を得ている医者が多いことに危機感を覚えています。
日本は医者が不足しているにもかかわらず、国や医師会が反対して医師を増やさないようにしてきました。増え過ぎると食いっぱぐれる同業者が増えてくるからでしょう。努力しない医者は、どんどん食いっぱぐれて欲しいと思っています。
医師免許があるというだけで、のほほ~んとしていても、サラリーマンの何倍も稼げるシステムはなくして欲しい、そう思っています。


