小児科 すこやかアレルギークリニック

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当然の権利
2017年02月01日 更新

医療に大事なのは、医師と患者同士の信頼関係だと思っています。

小児科の場合ですと、親御さんとなることが多いでしょうが、「うちの子を助けて」と思うだろうし、医師は自分の手で何とかしたいと思う。

医療は、正しく病気を診断し、治療に結びつけるのが基本ですが、けしからん医者は治ることよりも、利益を最優先しているため、1人当たりに時間をかけることを惜しいと思っているようです。

どう思いますか?。自分の子どもを治すために必要なプロセスを踏もうとせずに、テキトーにあしらわれて医療をされているのを。

「うちの先生は違う」と思うでしょうが、私から見れば、ほとんどが効率、利益重視の医療をしています。アレルギーで困っている患者さんが多い中、9割方はぜんそくやアトピー性皮膚炎を見逃し、95%以上の医者が負荷試験を実施していません。

当院は、毎日のように藁をもつかむ思いで新規受診される患者さんがいらっしゃいます。私の知識も100%ではないものの、誠意を持って、利益や効率は二の次で診療しているつもりです。

人は安易な方向に流されやすいもの。一旦、効率や利益にシフトしてしまうと、なかなか立て直せないものです。当院は開院して9年半近くになりますが、スタンスは変えていないつもりです。

昨日、こんな患者さんが久々受診されました。以前、近医でぜんそくが見逃されており、症状が改善しないと当院を初診されています。やはり適切に治療すると良くなるものです。

ところが、勝手に通院をやめていました。近くの開業医にかかっていたようです。その間、パンを食べて赤くなったとかで、近医でアレルギー検査を行い、たまたまピーナッツの数値が出ていたため、ピーナッツアレルギーと診断されたそうです。

昨日はピーナッツアレルギーの診断書が欲しいと、当院を久々受診しています。正直、いま思い出していも、気分悪いです。

本来、そう診断した医者からアレルギー診断書を書いてもらうべきでしょうが、どういう訳か、当院を受診されています。そもそもこの子は以前はピーナッツを食べていたため、ピーナッツアレルギーと診断されることは正しくないと思います。

ぜんそくも見逃し、食物アレルギーの基礎も分かっていないような医者にかかること事態、有り得ないと思っています。当院は、おのずと待ち時間がが長くなるため、受診を敬遠したのだと思いますが、子どもを守るために時間をかけて診療しているつもりです。

こういう受診は、気分のいいものではありません。患者さんは「どこにかかろうが自由」、「患者として当然の権利」と考えているものなのでしょうか?。

巷には効率重視の医者が多いため、待ち時間が短く、すぐに薬を出してもらえる“効率重視”の親もいておかしくないですが、私はそういう患者さんには一生懸命やりたいという気持ちは薄れてしまいます。信頼関係を保つのは難しいのかなと感じます。

人として小さいのかなぁ~。