少し前に、ある患者さんが食物アレルギーの診断書の記載を求めて、受診されました。
この患者さんとは、3年程の付き合いですが、隣の県から当院を受診されていました。重症な小麦アレルギーで、アナフィラキシーの既往もありました。
小麦の負荷試験で重症なことは分かっており、なかなか進めなかったですね。でも、諦めずに、負荷試験結果をもとに、少ない量を食べるよう指導していました。
本人や親御さんにもかかわるので、一筋縄にはいかないこともあります。どちらかがブレーキをかけると、進まないものです。
それでも、特に小麦の場合は、諦めないことが一番重要のようです。遠いので、年に2階程の受診でしたが、親御さんは諦めず、食べる努力をしてくださっていました。
負荷試験では、うどんが数十グラム食べられることが分かり、食べる量も増えました。ここまでくると、一気に体が慣れるように感じています。前回の負荷試験では200g摂れました。
200gも食べられれば一般的には十分です。何でも食べて、また騒いでも何も起きないことを確認できました。ということで、小麦の除去は卒業できそうです。
先日、小麦の除去は不要ではないかという診断書を書くことができました。越境で受診されていて、印象深かったご家族だったのですが、ようやく肩の荷がおりた気がしました。


