小児科 すこやかアレルギークリニック

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「お母さんがあきらめるまでは」
2017年02月23日 更新

以前、キャラクターもののグミでアナフィラキシーを起こしたお子さんの話をしました。

食後、アナフィラキシーで近くの病院を受診し、入院治療となりました。結局、初めて食べたものがグミのお菓子だったため、病院の小児科医から「グミは食べないように」という指導しかなく、親御さんも疑問に感じており、当院を受診されました。

グミの負荷試験をやったら、本当に症状が出てしまいました。グミというより、含有する成分に反応しているようです。

メーカーに成分を教えてもらい、原材料のサンプルも送ってもらいました。通常は、それを用いプリックテストという皮膚テストを行うのですが、いくつかが陽性に出ました。

最近、人工甘味料が原因だという報告もあり、私もそれを疑っていました。ただ、原因なのに、皮膚テストが陰性だったという学会発表もあり、人工甘味料が原因というのも否定はできない状況でした。

メーカーにお願いして、当日食べたグミ6個に含有する材料のそれぞれの量を教えてもらい、それを少しずつ負荷試験をするしか方法はないと思いました。実際、負荷試験をやっても、どういう訳か何も症状は起きませんでした。

再度、皮膚テストを行い、陽性のものと人工甘味料を量を増やして負荷試験を行いました。もしかしたら、少ない量を分割して食べさせたので、症状が出なかったのかと。

結局、それでも症状は出ませんでした。これだけやっているのに、もう迷宮入りしそうな感じもあります(涙)。

お母さんも原因追及に非常に協力的です。原因が特定できないのが、もどかしく、心苦しい限りです。

私としても乗りかけた船なので、このままでは引き下がれないと思っており、「お母さんがあきらめるまでは、あきらめません」と宣言してしまいました。

ということで、一から検査し直そうと思っています。