小児科 すこやかアレルギークリニック

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これって!?
2017年03月01日 更新

昨日こられた患者さんの話です。

ゼーゼー言って夜も眠れない赤ちゃんが受診されました。普段は、お母さんが別の小児科に連れていっていたそうですが、今回はお父さんが当院に連れてこられました。

お父さんがぜんそくがあり、ぜんそくを疑っていたので、要は前医が「風邪」、「風邪」といって風邪薬しか出していないことに疑問を感じて、「これでは埒があかない」と思って、受診されたそうです。

お父さんはご自分がぜんそくがあるため、問題意識が高かったということでしょう。お母さんは、こう言っては申し訳ないですが、業務的に小児科に連れていき、薬をもらえばいいと思っていたのでしょう。

普段から言っているように、ぜんそくと風邪は全く別物であり、治療法も違います。ましてや、風邪薬をもらって治らなければ、「風邪ではないんじゃないか」と疑うべきです。

ハッキリ言って、初期のぜんそくをぜんそくと疑える小児科医は極めて少ないと思います。ほとんどの小児科医が「風邪」と言って風邪薬を処方している現実があります。

ただし、今回の患者さんは明らかにゼーゼーを繰り返しており、ぜんそくと診断されるべきでした。お薬手帳には同じ風邪薬がタラタラと処方されており、「よくしたい」という誠実さは微塵も感じられませんでした。そもそも素人が分かるのに、診断できない小児科医は存在していいのでしょうか?。

いつも思うのですが、ぜんそくは小児ではかなりの割合いるものですから、ぜんそくをぜんそくと診断できず、風邪薬を出し続ける医者は“詐欺”ではないかと思っています。全国津々浦々の医師に、初期のぜんそくの症状を教え込めば、すぐに何億という医療費が削減できるんでしょうね。それくらい詐欺まがいの行為が横行しています。

一方、昨日アトピー性皮膚炎と診断して一時当院で治療していたお子さんが、何年か振りに当院を受診されました。この子の兄が結構なアレルギーで、私が一生懸命診ていたのですが、途中から来なくなりました。

下のお子さんも、アレルギー科を名乗っているが、まがいものの医療をする小児科にかかっていたようです。地元で誰がアレルギーを専門的にやっているかを知っていて、かからないのは母親として問題があるのではないでしょうか?。私は“ネグレクト”まがいの行為だと思っています。

詐欺やネグレクトは犯罪ですが、アレルギーにまつわる医療には、こういうギリギリの側面もあることを理解していただきたいと思っています。