小児科 すこやかアレルギークリニック

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2歳までは
2017年03月02日 更新

昨日、珍しく紹介状を持って受診された患者さんがいました。

関西のアレルギー専門医からのものでした。お互い学会活動しているので、名前は知っているドクターからです。

アトピー性皮膚炎と卵アレルギーということでした。ちょっと驚いたのですが、ぜんそくも発症しかけていましたが、スルーでした。でも、さすがはアレルギー専門医だけのことはあります。

患者さんが新潟県に転居してきても、その後のフォローをお願いしてくるとは、これまで責任を持って診てきた証拠です。結局、責任を持って診ていないと、紹介状は書かないことが多く、逆に言えば、無責任でいい加減な医者が多いことを意味しています。

乳児期にアトピー性皮膚炎は結構ひどかったようです。最初にかかっていた医者からは適切に診断されず、その後、これまでの主治医の元に移り、アトピー性皮膚炎と診断され治療されてきたようです。

0歳時にアレルギー検査を実施し、卵がクラス3だったかな、陽性でした。オボムコイドという加熱卵白を表す項目も陽性でした。でも、さすがアレルギー専門医。卵黄の負荷試験はやられていました。それが食べられることは確認されていました。

ただ、その後が少々注文があります。それ以上の卵は「2歳までは」と禁じられていたのです。

残念ながら、「2歳までは除去」という医師も結構いますが、全く根拠のない話です。最近は、国内外の論文をみても、なるべく早い方がいいようです。2歳よりは1歳、1歳よりは0歳という感じだろうと思っています。

ただし、オボムコイドが陽性なので、不用意に卵白を多めに負荷してしまうと強いアレルギー症状を起こすかもしれません。なので、当院得意の卵クッキーで負荷試験をする提案をしています。

とにかく何でもいいから食べさせたいと願い、負荷試験に取り組んできたので、オボムコイドが高かろうが、負荷試験を行う価値はあると思っています。幼児にとって、クッキーをおやつ代わりに食べられ、それが治療にもなるのなら、とてもラッキーなことですよね?。

「鉄は熱いうちに打て」という諺がありますが、食物アレルギーもまた然り。漫然と2歳まで待つことなく、0歳、1歳から負荷試験を検討してくれる医師にかかった方がいいと思っています。