昨日、3歳だったかのお子さんにピーナッツの負荷試験をやりました。
最初はピーナッツのアレルギー検査がクラス3で、次に調べた時がクラス2に低下していまいした。
クラス2というと、「ピーナッツは除去」という医師がほとんどでしょう。私はへそ曲がりなのでしょうか、ほとんどになりたくないのでしょうね(笑)。
最近、コンポーネントの重要性を実感しています。「卵白」に対する「オボムコイド」、「小麦」に対する「ω5グリアジン」というように、卵や小麦アレルギーの存在をより明らかにする検査項目が生まれています。
卵アレルギーでは、オボムコイドというタンパクが悪さをしやすいので、そのオボムコイド自体が調べられるようになっています。
卵や小麦は、普段口にすることが多く、除去するのは大変ですし、除去するとなると大変な苦労を伴います。
今回の負荷はピーナッツでした。勝つ気は満々でした。何故なら、ピーナッツのコンポーネントである「Arah2(アラエイチツー)」が陰性だったから。最近は、このArah2の数字をみながら負荷試験をやっていますが、かなり有効です。
ピーナッツというと、強い症状を起こす、アメリカでは大勢が亡くなっている、食べさせる必要性が薄いなどと考える方も多いでしょうが、無駄に除去を続けるのはかわいそうです。
しかも、たまたま調べたピーナッツの数値が出ているだけで、ピーナッツからアーモンド、クルミなどナッツ類は全て除去という診断書を書く医者が多いので、患者さんや園•学校は大変です。
キチンとした知識を持っていれば、ガイドラインにいうように「必要最小限の除去」を目標に、ピーナッツでさえもオーバーに除去しないようにするのですが、多くの医者が“臭いものには蓋をしろ”的に「ナッツ類除去」と言っているのが現状でしょう。
もう患者さんの方から「Arah2を調べてください」と言った方がいいでしょうね。それで逆ギレするようなら、食物アレルギーの知識はほとんどない医者であることは明白ですし、不要な除去を患者さんに押し付ける、その程度の医者と言えると思います。
ちょうどアレルギー診断書の提出の時期です。全国津々浦々で医師から「採血をやってから書きましょう」と言われるでしょうが、ピーナッツ除去と言われている方は、その中にArah2を加えてもらいましょう。


