小児科 すこやかアレルギークリニック

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2017年03月16日 更新

例年のことながら、新年度のアレルギー診断書の記載を求めて受診される方が多いです。

1年ぶりに受診される方もいらっしゃいますが、負荷試験もしておらず、それでは最新の状態を記載できないことになります。その場合は、負荷試験をしたり、アレルギー採血をした上で判断するようにしています。

私のプライドとして、同じ診断書はできるかぎり書きたくないのです。ただ、自己満足のプライドという訳ではなく、それは患者さんやその子の通う園や学校のためでもあります。

実は、いまある学会発表のための準備をしています。これまでは卵や乳について、加工品を用いた負荷試験について発表していました。

それ以外の食品となると、小麦を除くと、魚介類、魚、ソバ、ナッツ類ということになると思います。これらは、大人に多く、治りづらいアレルゲンとされます。医師側も負荷試験はなかなかしづらいと思います。

また、卵や乳に比べて、除去もそこまで難しいものでもないため、大した根拠もなく、なんとなく除去している親御さんも少なくないようです。

何年も前のことですが、エビやカニがクラス5で、長年これらを除去していた患者さんが受診され、シロクロ付けるために、おそるおそる負荷試験をしたことがあります。無事に食べられたため、講演などで「こんなケースもある」と話させていただくこともあります。

これは例外としても、私としても大きなリスクを患者さんに強いることなく、無駄な除去は減らしたいと考えています。

アレルギー検査がクラス1や2と出ると、「もう怖くて食べさせられない」という親御さんも多いですし、クラス0でも除去しているという保護者もいるくらいです。

特に最近は、園や学校が食べていない食品を聞き出し、「病院で食べられるか、調べてもらってきてください」と言われることも増えました。数字が高かったり、過去に強い症状を起こしたことがあれば、除去する根拠があるのでしょうが、数値が少し出ていたり、怖くて食べさせられないのであれば、それは負荷試験をするしかありません。

今回の学会発表は、アレルギー検査がクラス0、1、2のいずれかで未摂取の状態、もしくは、明らかな症状の出たことのないお子さんを対象に負荷試験を実施したという内容にしようと思っています。

魚介類、魚、ソバ、ナッツ類のうち、具体的にはエビ、カニ、イカ、タコ、イクラ、タラコ、ソバ、ピーナッツ、クルミ、カシューナッツはほぼ全例が未摂取でした。魚は最初から未摂取ということはなく、食べさせたら口の周りが赤くなったようだなどという理由で除去しているケースが多かったです。

カルテをさかのぼって一例一例調べるのは、結構大変です。締め切りが近いので、頑張って間に合わせようと思っています。