小さい頃に卵アレルギーなどがあると、親が様々なものに慎重になる傾向があります。
以前も触れましたが、ピーナッツやソバ、エビなどの甲殻類、イクラなどの魚卵などが多いようです。
先日、4歳のお子さんに問診すると、偏食であれもこれも食べていないと聞き、アレルギー採血をさせていただくことにしました。
実際にはピーナッツ、エビ、カニ、イカ、タコ、貝類、魚卵を食べたがらないそうです。この場合、ただ単に嫌いということもあるでしょうが、本人しか分からない「これ以上食べると危険」という本当にアレルギーということもあるだろうと考えています。
食物アレルギーなら、検査が陽性になることが多いので、結果を見ると、これらすべてが陰性でした。となると、食物アレルギーではなさそうだということになります。
“なさそうだ”とやや消極的に書いたのは、検査がクラス0でも一部の食べ物はアレルギー症状を来すことがあります。結局、食べてみないと分からない訳です。何度か食べて何も起きなければ、大丈夫と言えましょう。
親御さんにこれらを食べさせていただくことにしました。クラス0なのでリスクは低いと考え、ひとつひとつを自宅で食べさせ、シロクロをつけていこうと思いました。
ところが、偏食のせいか、口にしないので、半ば無理矢理食べさせると、必ず吐くのだそうです。親御さんの方も、このままでは何も分からないので、少々力ずくで食べさせようとするのですが、結局吐いてしまうそうなのです。力ずくだと、お子さんもかたくなになってしまうようです。
お母さんもいろいろやってみたそうですが、こういうケースでは難しいようです。でも、何度か食べさせてみないと、園の給食でそれらを出してもらえるようにはできないため、食物アレルギーではなさそうと考えていますが、除去となってしまいます。
更に工夫して調理でそれらと分からなくして与えるしかなさそうですが、子どもの勘って結構鋭く、与えるのに苦労することもあります。
もしかしたら、話が分かる年齢にならないと、全ての問題が解決しないのかもしれません。
今回は食物アレルギーではなさそうという話ですが、それらも含めての食物アレルギーの対応は、やっぱり難しいというのが、今日の結論です。


