小児科 すこやかアレルギークリニック

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2017年05月13日 更新

最近、アトピー性皮膚炎の記載が多かったため、昨日は食物アレルギーの話をしました(笑)。

当院は、連日新患があり、その都度耳を疑うような指導をされていた患者さんの話を聞くことができます。要は、医者がのびのびと有り得ないことをやったりしているということです。

今回もある皮膚科医の話です。

最近、水イボの患者さんが目立ちます。水イボとは皮膚感染症ですが、アトピー性皮膚炎があると、皮膚を掻き壊すため、水イボウィルスの侵入を許しやすく、感染しやすいのです。

皮膚を丹念に診察すると、結構水イボを発見することができます。まだとても小さく、水イボかどうは判断しきれない時は、少し様子をみさせてもらいますが、水イボと判断した時は、ピンセットで除去するようにしています。

水イボの治療ですが、これがまた医者によって言うことが違います。小児科医のほんどど、もう9割以上でしょう、口を揃えて「治るから、そのまま様子をみなさい」と言います。

水イボは感染力が強いため、様子を見ると増えることが多いと多いと思います。何か月も皮膚に居座り、仲間を増やし続けています。ごくごく稀に「様子を見たら引っ込んだ」という方もいらっしゃいますが、本当に稀だと感じています。

ですから、私には取るという選択肢しかないのです。様子を見て、増え続けるなら、早いうちに取っておきましょうという考え方です。アトピー性皮膚炎を早期発見し、「経皮感作」を減らしたいという当院の考え方に似ていますね。

治療の際は、「自分の子ならどうするか」を考えて、選択しているつもりです。自分の子が水イボなら、躊躇なく取ります。

ただし、取り方があって、多くの小児科医、皮膚科医が使っていないようですが、麻酔のテープを貼った上で、痛み止めの処理をした上で、取っています。この間、このやり方で取った際、小さな女の子から「何しているの?」と言われました。ピンセットでつまみ取るのは痛いはずですが、痛くはない証拠だと思います。

この前も、1人のお子さんから40~50個取りました。結構手間のかかる作業です。小児科も皮膚科も1人当たりに時間を掛けたくない医者が多いので、麻酔の上でちゃんと取ろうという真面目な医師が少ないのだろうと思っています。ウソをついてまで時間を掛けたくないという医者があまりにも多すぎます。

ある皮膚科医が水イボの患者さんに対し、「どうするかは、お母さんに任せます」と言ったそうです。優しいフリをして、いい加減なことをやっているとしか言いようがありません。親御さんはどうしたらいいか分からなく、適切なことをやって欲しいから皮膚科を訪れた訳です。

それをたいした説明もなく、母に丸投げなんて、ひどいと思いませんか?。当院よりあとに開業して、やりたい放題という印象を持っています。

開業医って、開業してまもない頃は真面目にやっていて、患者数が増えてくると徐々に効率重視、利益重視になる傾向があるように思います。たった数年でこうなりますから、モラルの低さに唖然としています。

小児科医の場合、入院するかどうかで親御さんの意向を伺うことがあります。しかし、明らかに入院すべき時は、「入院すべきだ」とハッキリ言います。それ以外はプロとして、丸投げすることなく、患者さんのことを考え、リーダーシップを発揮すべきだろうと思っています。