小児科 すこやかアレルギークリニック

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でっち上げ
2017年05月16日 更新

当院では、毎日新規受診の患者さんがあり、驚かされることが多いです。

昨日は、久々に驚きと怒りを伴いました。まあ、最近はアトピー性皮膚炎を“乳児湿疹”と診断されていることが多く、過少診断・過少治療でよくならないというケースは、“当たり前”のことで、この程度では驚かなくなっている自分がいます。

医者が病気をでっち上げているとしたら、驚かれるのではないでしょうか?。

昨日の患者さんはこうです。アトピー性皮膚炎がありましたが、いつものように“乳児湿疹”と言われていました。

どういう訳か、卵黄をボールペンの先くらいから食べさせるように言われていました。この子はアレルギー採血で卵が高かったとか、卵を食べてアレルギー症状を起こしたとか、卵アレルギーを思わせるエピソードが全くなかったにもかかわらずです。

結局はこういうことでしょう。“乳児湿疹”には卵アレルギーを伴うことが多く、しかも最近は経口免疫療法といって自宅で少し食べさせていくらしい。紹介しては患者が減るので真似事をやってみようという感じでしょう。

卵アレルギーがあり、しかも重症であれば、そうやるのも分からなくもありません。それをやるならば、まず「負荷試験」をやって、患者さんがどれくらい食べられるかを把握した上で、家で食べさせる量を指導すべきです。

もしかしたら、卵アレルギーなんて存在しないかもしれない。だって、アレルギー採血も、食べて症状を起こしたこともないんですから。もはや、病気のでっち上げ。詐欺まがいの医療ですよね?。

ボールペンの頭くらいを食べさせろと言われて、どれくらいか分からないため、困り果てて当院に相談に来られたという格好です。医者自身もよく分かっていないので、患者さんはチンプンカンプンだったでしょう。

それにしても素人程度の知識で小児科医として免疫療法の真似事をしているのって、怖くないですか?。この小児科医は、当院には絶対に紹介してきません。結局、市内のライバルだから、患者や収入を減らしたくないという方針のようです。

ここまでやるとある意味、立派ですが、自分の都合と押し付けているだけで、患者さんのために専門的な医療を受けさせてあげたいという思いは微塵もないと思います。結局、自分の評価を落とすことにつながりますので、やってはいけないことなのですが、もう目先の利益しか考えていないんでしょうね。哀れとしかいいようがありません。

世の中、開業医は多いですが、一部に良心的な医療とはかけ離れた、「自分ファースト」の悪徳医っていますから、ご注意ください。

もちろん、今回の患者さんにはアトピー性皮膚炎があり、しっかり治療することが必要なこと、卵アレルギーがあるのかどうか検査が必要なこと、もしあれば当院で負荷試験をした上で、食べられる範囲を示すので、それ以下の量から食べさせていくことを約束しました。

母のほかに、祖母も一緒に来られていて、手にはメモ帳が握られていました。私が前医のようなセコセコした医療をしていないと知るや否や、「〇〇先生は聞き返すと怒られるので、メモ帳を持ってきました」とおっしゃっていました。

症状が良くなっていないのに同じ薬を出し続けたり、時間最優先の医療をする医者は「自分ファースト」の医者ですからね。例えば、私が一人の患者さんに15分、20分かけて説明したとします。それだけの時間で5人診れば、おおよそ5倍儲かります。そういうカラクリです。

病気をでっち上げるなんて到底許されることではありませんが、こういう医療費を払う価値もないような医療をする医者は少なからず存在しますので、ご注意くださいね。