昨日の午後は休診を利用して講演でした。
水曜日って、午前中のみの診療ですが、最近は結構混みます。そのまま講演先に向かうことが多く、本来水曜日は、1週間の中休みという位置づけなのですが、そうでもなくなっています(汗)。
人前で話すことが大の苦手ですが、さすがに「伝えたい」という気持ちが強いため、苦手意識はなくなってきました。逆に「何でもかんでも伝えたい」と思うせいか、終わった頃には結構疲れた自分がいます(笑)。
昨日はある小学校に行ってきました。この春、私の診ている重症な牛乳アレルギーの患者さんが小学校に上がったばかりです。エピペンを持っているので、声が掛かったのでしょう。
これは私の自慢?ですが、自分の診ている患者さんの通う園や学校に出向き、エピペンなど緊急時に対応を説明するほか、患者さん自身の重症度をお伝えしています。実際、乳の加工品を使った負荷試験でアナフィラキシーを起こしています。
また摂取はしていませんが、ピーナッツやクルミの数値がかなり高く、負荷試験もできない状況です。カシューナッツも数値が出ており、危険な感じがします。それも伝えることができて、よかったと思っています。
いつも通り、全力で1時間半、話し続けました。その後、校長先生からお礼の挨拶がありました。
その中で、エピペンをグーで握る理由が分かったと言われました。「おやっ」と思ってしまいました。
上越市は、これまで全体の研修会というものがなく、私に声が掛かっていませんでした。市内の食物アレルギーの診断書の大部分を書いているにもかかわらずです。
昨日のように個別に園や学校に招かれることがあり、聞くと消防隊員の人がきて、エピペンの使い方を教えてくれたとか、養護教諭が校内研修会をしたなどと言います。
私は、エピペンの研修会は可能な限り医師がやるべきと考えています。エピペンをグーで握る理由や、どのタイミングでエピペンを打つかなどを解説できるからです。
医師でないと、「こう持って、ここに打つんですよ」みたいな形で終わってしまうのかもしれません。それだけでは、頭の中に記憶が残りにくいでしょう。理論の裏付けをすることで記憶が定着すると考えています。
今は、エピペンの使い方を知りたいと“お呼ばれ”していますが、半分は食物アレルギーの正しい知識を伝えたいと思っています。以前は、「食物負荷試験」の存在を説くことをしていましたが、だいぶ負荷試験の存在の理解が広まってきたので、除去ではなく、食べることが治す方に働くという話を付け足すようになりました。
研修会などいただく機会を利用して、正しい知識を広めていきたいと考えています。


