昨日は、月曜日が代休のため、小学生の受診が多かったと書きました。
火曜は、負荷試験は一転して4人のうち3人は0歳児でした。
私も負荷試験を始めて、16年になります。全国的に見わたして、専門医を含めても結構古株でしょう。しかも、外来で負荷試験に力を入れている専門医も、いまだに少ないはずです。
それだけ食物アレルギーに力を入れてきた訳ですが、食物アレルギーは開業医が対応すべき病気だと考えています。
こう言うと、現在専門病院で食物アレルギーを診てもらっている親御さんは「えーっ」と思うかもしれません。いえいえ、時代は着実に開業医が診る方向に流れていると思います。
そもそも、現在、何十キロも、場合によっては100キロ以上も離れた有名専門病院に通っている患者さんも、好き好んで通っている訳ではないと思います。近くの開業医が診てくれたら、そちらの方が良いに決まっているでしょう?。
食物アレルギーは、長年たずさわってきて感じていることは、早期発見・早期治療が大切であることです。確かに微量でアナフィラキシーを起こすような患者さんは、離れていようが、専門病院の医師が診た方がいいでしょう。
多分、食物アレルギーは長年の除去の結果、重症化していくものと考えています。ですから、重症化する前に、早期に見つけ、早期から食べさせていくことで治りやすいというか、悪化しにくくできると思っています。そう考えているからこそ、昨日の負荷試験の多くが0歳児だったのです。
「鉄は熱いうちに打て」ということわざがありますが、食物アレルギーにもピッタリ当てはまると考えています。
現在、0歳児にアレルギー採血の結果が最高でクラス5であっても、少量の卵を食べさせるようにしています。一部は症状が出てしまうのですが、多くは何ともありません。
これを心掛けていけば、食物アレルギーは相当抑えられると予想しています。まずは、頻度の高い卵はこのように攻略していけるのではと思っています。
重症化する前に対応するので、開業医でもできなくはないと考えています。ですから、食物アレルギーは、開業医が早期発見・早期治療をやっていくような流れを作っていきたいと思っています。
ただし、ひとつ条件があります。開業医と言っても、小児科医に限ります。
食物アレルギーがあると、アトピー性皮膚炎を伴っていることが多いですが、その場合、皮膚科医にかかっていることもあることでしょう。アトピーと診断できる医者が少ないし、食物アレルギーを何とかしようと考える皮膚科医はほとんどいないので、小児科医で、アレルギーに理解のある医師であれば、対応できると思っています。
こういう時代の流れを作るお手伝いをしていきたいと考えています。


