“乳児湿疹”があると、小児科医はアレルギー採血を行うことが多いようです。
皮膚科医でもいるのかもしれませんが、小児科医の方が圧倒的に多いのだろうと思います。
彼らの目的は何でしょう?。湿疹の原因が食物アレルギーだと思っているのか、食物アレルギーの合併があるからと思っているのか、「何となく」なのかはよく分かりません。
そして、検査が陽性だと「卵アレルギーがあるから、卵は食べてはいけない」と口を揃えます。これって正しいでしょうか?。私から言わせれば、「正しくない」です。
まず、“乳児湿疹”の原因になっているのか?ですが、そういう場合も絶対にないとは言えませんが、私なら「経皮感作」を受けていないか心配で、アレルギー採血をさせていただいています。
最近は、皮膚から卵が入って、卵が陽性になると言われています。少々ややこしいのですが、卵が陽性でもそれは卵アレルギーを意味しているとは限らないのです。
実際、例えば卵がクラス2でも、食べても何ともない子っていますよね。一方、卵を初めて食べさせて、じんましんが出て、驚いて小児科を受診することってありますよね?。アレルギー採血をしてみると、卵がクラス2とか3だったりします。
前者は卵アレルギーではなく、後者は卵アレルギーということになります。ややこしいですね。卵が陽性になることを「感作を受ける」と言いますが、「感作」=「アレルギー」ではなく、アレルギーに発展するかしないかは、食べてみないと分からないということなのです。
私なら、卵を食べさせる努力をしています。もちろん負荷試験という形で行っていますので、起きることへの全責任を負っています。それでもシロクロつけてあげたいと思うからです。
食物アレルギーの関心のない小児科医の多くが、検査はするけれど、「卵アレルギーがあるから、2歳までは除去しなさい」とか無責任なことを言っています。
アレルギー採血は、結構お金もかかるし、逆に、正しく判断できる医師にしかして欲しくないのですが、目的も、検査の見方も分からない医者が、検査を繰り返していることに問題があるのだろうと思っています。そして、その分の利益もあげています。
病気もないのに、卵アレルギーと決めつけられ、何年も必死に卵を除去し続ける親御さんは日本に何万人もいるのでしょうね。親御さんのご苦労も知らずに、安易に検査を行い、また“病気を作っている”小児科医は許されるべきではないと思っています。


