小児科 すこやかアレルギークリニック

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こんなことが起きました
2017年06月02日 更新

今日は、午後から市内で講演がありますので、14時半までの診療となります。以降は休診となりますので、ご了承ください。

昨日、ヨーグルトを食べてアレルギー反応を起こした赤ちゃんが当院を受診されました。

6か月くらいで、“湿疹”があり小児科で治療していたようです。それまで完全母乳でした。少し前に市の主催する離乳食指導のセミナーを受講し、体重増加を心配されミルクを足すように言われました。

そこで自宅でヨーグルトを食べて、アレルギー症状を呈したということです。市側も悪気はないのですが、食物アレルギーの増えてきた昨今、ミルクアレルギーの存在を考えると安易にミルクを足しなさいとは言えないだろうということで、市側に連絡しました。

これはどこの行政でも起こり得ることで、保健師や看護師、小児科医でさえもそういうきっかけを作り得るということです。

普段、この場をお読みの方ならお気づきでしょうが、医師からアトピー性皮膚炎が見逃され、「経皮感作」を起こしてミルクアレルギーを発症してしまったのだろうと考えています。

これは正直、難しい問題だろうと思います。私であれば、アトピー性皮膚炎に気づき、事前にアレルギー採血を行いミルクアレルギーを心配していただろうと思いますが、そういう医療を行っている小児科医は、確率でいうと95%以上いないので、乳を摂って起こしてみなければ分からないということになります。

これは卵アレルギーですが、私の診たことのあるケースで最も激しかったのが、アトピー性皮膚炎が見逃されていて、自宅で初めて卵白を食べた時に、全身じんましんが出て、機嫌が悪くなり、意識を失くした赤ちゃんのケースです。

ミルクを足すように勧められて、意識を失くし入院するようでは、さすがに訴訟にも発展し兼ねないでしょう。

これを少しでも減らすには、小児科医、皮膚科医がアトピー性皮膚炎を見逃さず、安易に“乳児湿疹”と言わずに、キッチリと治療していくことでしょうか?。湿疹からの経皮感作に関心を持つ医師はほとんどいないので、もう少し関心というか責任を持ってもらいたいと思っています。