小児科 すこやかアレルギークリニック

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ハッキリさせる
2017年06月03日 更新

昨日、15時から市内で講演がありましたので、診療は14時半で切り上げさせていただきました。

14時の時点で、6、7人待っていただいており、間に合うか気が気でなかったのですが、何とか間に合いました。

昨日は、養護教諭の先生が対象でしたので、誤食時の対応をお話しすればよかったのですが、前半少々時間をいただき、あることをお話ししました。

食物アレルギーは、医師によって食べるなとか、少しずつ食べろと言い、言うことに一貫性がない訳です。何故そういうことになっているのか、実際のところはどうなのかという話をしました。「食物アレルギー、ハッキリさせましょう」てな感じで話を始めました。

医者の言うことが違うことに関しては、食物アレルギーの分野は日進月歩で、ここ最近目覚ましい進歩を遂げています。新しいことを勉強していれば、食べた方がいいと言うし、食物アレルギーに興味もなく、旧態依然とした考えだと、食べるなという指導をすることになります。

逆に、インフルエンザの診断や治療に関しては、少々痛いですが、鼻水をもらい、迅速キットで検査を行って診断し、陽性ならタミフルなどの抗インフルエンザ薬を処方されるという医者によってブレのない医療が提供されます。

ホント、食物アレルギーは関心のある医師が少ないので、圧倒的に「食べるな」という医者が多く、それが支配的です。

また、昨年の「すこやか健康フェア」に成育医療研究センターの大矢先生に来ていただきましたが、こんな演題名をいただいていました。「食物アレルギーの阻止とアトピー性皮膚炎の根治をめざして」というものです。

最近の私のエネルギーを注いでいることは、まさにコレです。この場でも触れていますが、アトピー性皮膚炎の湿疹から「経皮感作」を受けるので、アトピー性皮膚炎を早期発見・早期治療することは食物アレルギーの阻止につながります。

また、食物アレルギーは年齢が上がれば上がるほど治りづらいというか、少なくとも放っておいての治るスピードは鈍るようです。早くに食べさせるといいようです。

しかし、小学生が治らないかと言えば、そうでもないでしょう。当院での治療ですが、卵でアナフィラキシーを繰り返した当時5歳のお子さんを卵の加工品から食べさせることで、卵焼きまで食べられるようにしており、やはり食べた方が治りそうです。

そういう話をさせていただきました。上越市内の養護の先生方は、食物アレルギー、ハッキリさせたいという私の話を聞いて、スッキリされたでしょうか?。