小児科 すこやかアレルギークリニック

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簡単に信用してはいけない
2017年06月08日 更新

昨日、離れた街から患者さんが受診されました。

3人兄弟で、3人ともアレルギーを心配されて受診されています。最近、この街からも受診が目立ちますが、友人から勧められたそうです。こういった形でも受診も多いので、手を抜くつもりもないですが、手の抜きようがないのです。3人の診療に30分以上かかってしまいました(汗)。

一番上の子は、ゼーゼーを繰り返しており、明らかにぜんそくと診断されます。入院したことまではないものの、決して軽くはないのは明らかでした。

ぜんそくは、ご存知のように発作を起こしてしまった時に、息苦しさや激しい咳を止めるために、吸入や内服を行いますが、これも治療です。

もう一つは、ゼーゼーして苦しくなることが予想できるので、ゼーゼーを予防する「長期管理」と呼ばれる治療があります。ゼーゼー言わないようにぜんそくを手なずける治療というと分かりやすいでしょうか?。

ぜんそくが軽くなければ、長期管理は必要です。発作のせいで遠足に行けないとか、運動会を休んだとかならないように、発作を予防することで、他のお子さんと同じことができるようにするのです。

この患者さんもそういった治療をすべきだったのですが、医師が何人もかかわっているにもかかわらず、そういった説明は一切なし。ある病院では、県外から診療に来るアレルギー専門医に診てもらっていたそうですが、そんな指導もなかったそうで、信じられません。

その外来は、アレルギー専門医でない医師も来ており、受診するたびに医師が変わり、治療法も変わるというずさんな対応でした。アレルギーが専門であろうが、そうでなかろうが、ぜんそくの患者さんを診れば、短期間薬を飲んで終了という形は取らないはずですが…。

2番目のお子さんは、アトピー性皮膚炎がありました。この子は、そのアレルギー専門医にかかっていたそうですが、「アトピーではない」と断言されていたそうです。もう空いた口がふさがりません。

正しい診断がなければ、適切な治療には結びつけられませんよね?。皮膚症状は思わしくない状態が続いていました。もうこちらでまとめて面倒を見ようかと思っています。

いい加減な治療が繰り返されていると、私は我慢できません。「だったらオレが責任を持って診る」と思ってしまうのです。

ちなみに、3番目のお子さんは、まだ生後2か月でした。上の二人がアレルギーがありますし、何となくアトピー性皮膚炎を発症しそうな雰囲気を感じます。多分、専門医さんにかかっても、何も気づかれることはないでしょう。

ちなみに、以前この場でも触れましたが、ミルクが2の患者さんに自宅で1mlずつ摂らせなさいと指示したのは、この専門医です。怖くて4mlまでしか摂らせることができず、困り果てて当院を受診しています。負荷試験の結果80ml摂れることが分かりました。

アレルギー専門医とは、アレルギーという慢性の治りづらい病気にかかり、症状が改善せずに困っている患者さんを正しく診断し、適切に治療し、他の子と同様な生活をできるようにする責任があります。

数日前にも関東からのアレルギー専門医の話をしました。今回は別の医者ですが、こんなにもレベルの低いものかと思い知らされました。

普段から医師のモラルの低さを指摘しています。効果の薄かった同じ薬を処方し続けることで、一人当たりに時間を掛けずに、ガッポリ儲けている開業医が少なくありません。医師は患者さんから腕を疑われることはまずないため、無責任きわまりない“医療”を繰り返し、患者さんを食いものにしています。

もしかしたら、アレルギー専門医のモラルも同様に低下しているのではないかと感じています。こちらは新潟県の患者さんを守ろうと、治すことに責任を持って対応しているにもかかわらずです。

アレルギー専門医の肩書きさえも、簡単に信用してはいけない時代なんだろうと思っています。