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「こだわり」
2017年06月16日 更新

明日の17日(土)は日本アレルギー学会参加のため休診となります。

周囲をみていると、ほとんど休診にしない開業医が多いようです。そりゃ、個人経営で、休めば収入が減るし、患者さんを他院に取られてしまうかもしれません。そんなことを考えているのでしょうか?。

多くの患者さんは、医師は勉強も仕事も大変だと思われていることと思いますが、現状は果たしてそうだろうかと思ってしまいます。

当院は、アレルギーの患者さんが大勢受診されます。近くの医者だと症状が改善しないため、大きな期待を持って受診されるようです。そうなると、期待は裏切れないし、最新情報を入手する努力をしていないといけないことになります。

そんな「こだわり」を持つことは、常によい意味で緊張感を抱えて診療していることにつながり、それが自分をスキルアップさせてくれているのだろうと感じています。

ある意味、“専門バカ”になってしまうのかもしれませんが、小児科として大切な一般診療も、手を抜こうと思ったことはありません。他の医者が利益にならないから検査しようとしないRSウィルスやヒトメタニューモウィルスについても積極的に調べています。

一般診療を真面目にやった上での“専門バカ”はとても大切なんだろうと思っています(笑)。

ふとみると、専門が何だかよく分からない小児科って沢山ありますよね。よく言えば、オールラウンダーということなのでしょう。確かに小児科医は子どもの病気の多くを診る必要があります。しかし、これだけ医療が細分化された中で、オールラウンドに子どもを診ることは不可能でしょう。

となると、多くの小児科医が「こだわり」を持ち、自分の専門性を活かして地域に貢献することは素晴らしいことだと思います。小児科医同士、お互いの専門性を尊重し、紹介しあえば、かなりレベルの高い医療を地域の患者さんに提供できるのだろうと思っています。

ところが、特にアレルギーに関しては、どうみても紹介しようとする医者は少ないですね。多くの小児科医がアレルギーという学問をなめ切っているのか、紹介することで自院の収入が減るのを防ごうとしているのでしょう。その姿勢が患者さんに大きな迷惑をかけているのだろうと感じています。

症状が改善せず迷惑をかけた方が、何度も通ってくれて、利益が上がるという馬鹿げた医療システムは、税金の無駄遣い以外の何ものでもなく、即刻廃止して欲しいですね。逆に、「こだわり」を持たない、不勉強な医師を増やす温床になってしまっています。

周囲が楽に儲けていようと、私はそうはなりたくないと思っています。17日と、たまたまですが、21日も県外講演のため休診にはなります。かかりつけの患者さんにはご迷惑をおかけしますが、今後も「こだわり」の男でいたいと思っています。

それでは週末、アレルギー学会に行ってきます。