これ、誰の言葉かお分かりですよね?。
今年の流行語大賞になりそうな勢いですが、「この〇〇さまに向かって」とか、お山の大将だったのだろうと思います。確かに絵に描いたようなエリートコースを歩んできたようなので、周囲がバカに見えていたのかもしれません。
誰も逆らうことができず、自分の思うようにされてきたようで、秘書を何十人もクビにしてきたとか。尚更、“お山の大将”に拍車がかかりますよね。
実は、開業医にも当てはまります。この方は地元の有権者には頭が上がらなかったのかもしれませんが、医者の場合は、患者さんでさえも医者には意見を言えないため、うぬぼれやすいと思っています。
治療方針だって、水イボは取らなければ、ドンドン広がっていくのに、小児科医の9割以上が「放っておけば治る」って言っていますよね。別の医者からそう教えられて、そうのように信じているのでしょうか?。
でも真面目に診療していけば、ドンドン広がっていくことが多く、放置してはいけないことに気づくはずです。皮膚科医はピンセットで取る人もいますが、痛み止めは使わないことが多いし、「ピンセットで取るのは痛くてかわいそう」、だから取らないと言います。
食物アレルギーは食物負荷試験をやらなければ正しく診断できないのに、やはり9割以上の医者が隠蔽していますよね。医者の世界は、自分の都合のいいように、自分の得になるようにしむける医者が多いと感じています。
2週間程前に、卵アレルギー発症予防の提言が学会から出されました。何度もこの場で触れていますので、ご存知だと思います。
早速、何の勉強もしていない医者が勝手なことを言っているケースに遭遇しました。口の周りのアトピー性皮膚炎の湿疹が全く改善していないのに、卵を5か月から食べさせろと言われたのだそうです。
まずアトピー性皮膚炎の診断ができること。そして治療もできなければ、予防をする立場にありません。口の周りの湿疹をキレイに、ツルツルにして、更なる「経皮感作」を防がないといけないのです。
診断も治療もできないくせに、一丁前にNHKのニュースの画像を見せて、「早くから食べさせろ」なんだそうです。
学会は6か月からと言っているのに、この医者は5か月と言っています。その根拠は何なのでしょう?。患者さんはウソやデタラメを言われても、医師から言われれば信用するしかありません。
患者さんにはデタラメの一部始終を説明しました。「ショックです」とおっしゃっていましたが、当院で責任を持って治療していくことになりました。
私も聞いた最初は思いましたよ。「違うだろぉぉぉっ!!」って(笑)。