小児科 すこやかアレルギークリニック

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彼ら
2017年07月30日 更新

私自身が「経皮感作」や食物アレルギーの予防にとても関心を持っているので、それに触れる機会が多くなっています。

開業医のいいところは、医師がひとりなところ。総合病院など医師が複数いるところだと、数少ない専門医に当たらないこともあるかもしれませんし、専門医が複数いたとしても、医師によって方針がことなるかもしれません。

その点、開業医ならいつもその医師に当たるし、方針のムラもないでしょうから、アレルギー診療において、開業医というのはメリットなのだろうと考えています。

ただし、その全く逆もあるようです。

先日、上越市内から新規の患者さんが受診されました。赤ちゃんなので、抱かれて診察室に入ってきた状態では顔の状態を伺い知ることはできませんでした。くるりとまわって、顔を見てビックリ。結構ひどいアトピー性皮膚炎だったからです。

どちらが先か忘れましたが、著明な小児科と皮膚科の開業医にかかっていました。小児科は昔からあり、知名度の高いところ、皮膚科は当院よりも後にできたところでした。いずれも多くの患者さんが利用しているところのようです。

いつも通りというか、“乳児湿疹”と言われ、効かないような軟膏が出されていました。当然のように、通っても一向に良くならず、かえって湿疹は悪くなっていきました。

ちなみに、この2つの開業からは当院によく患者さんが逃げてこられます。周囲の熱心な勧めで、当院への受診を決意されるようです。それで分かることなのですが、彼らの診療はずっと変わっていません。「乳児湿疹です。ハイこれ出しておきますね」で同じような軟膏が延々と出されています。

昨日も、キムタク主演のドラマで語られていたことですが、「目の前の患者さんを救いたい」という気持ちは持っています。アレルギーなら尚更です。

彼らには、その感覚が鈍っているとしか思えません。通っても症状が改善せず、困り果てて、当院に逃げ込んでいることすら知らないでしょう。目の前の患者さんを改善させたいのなら、治療を代えたり、専門医に紹介するのが当たり前ですが、彼らはそうすることはありません。

開業医は、残念ながら利益獲得に大きく舵を切った診療をしている医師が少なくないのが現状です。彼らは、まさしくソレだと思っています。いずれも患者が多くきており、「1人当たりに時間をかけたくてもかけられない」と言い訳するでしょうが、当院は治っていない患者さんには時間をかけています。言い逃れ以外の何ものでもないのです。

患者さんは弱い立場で、医者に嫌われたくないがために、同じ薬を出されても文句も言いません。当院に来られ、不誠実な医療を受けてきた患者さんには、それを知ってもらうようにしています。

つまり、別の親御さんがお子さんの症状が良くならないと再診された際に、「お母さんが医者の立場なら、同じ薬が出せますか?」と聞いています。もちろん、即座に否定されます。

小児科と皮膚科は、1人当たりに時間をかけても単価が安いため、利益を上げることができません。ですから、診察室に入ったと思ったら、もう部屋の外に出されていたという感じなのです。

私には考えられないことなのですが、面倒くさいので、同じ薬を出して、言い方は悪いのですが“飼い殺し”状態になっているような患者さんが結構いるようです。その面倒さに立ち向かうのが良医だと思っていますが、そうしないダメ医者ってかなり多いようです。

開業医の平均年収は2500万だったかな。多分、彼らはそれをはるかに超える収入を得ていると思います。明らかに不誠実、いい加減なことをやって儲けている開業医は少なくないのでしょうね。

患者さんのことを優先しない彼らが今後も利益を上げ続けることを考えると、やりきれない気持ちになります。