昨日も激務でした。
当院は、患者さんの症状改善を願い、時間を掛けるべき患者さんには時間を掛けて、とにかく良くしたいと思って取り組んでいるつもりです。
他の医院と違い、効率や利益は重んじていません。戦略的にも何度も受診させようという魂胆が見え見えの医院さんもありますが、当院は全くそんなことはしていません。
お盆休みが近く心配ということなのでしょうが、1日200人ほどの受診はかなりキツいです。日頃他院にかかっていても、こういう時に限って当院を受診される方も少なくないようです。患者さん、医者を使い分けているようです。
10日から14日まで夏期休暇をいただきますが、子ども達とゆっくり過ごせるでしょうか?。
さて、今朝のヤフーニュースで「<がんセンター>がん生存率188病院公表」という記事が目にとまりました。
がんの拠点病院188施設の生存率のデータを公表するのだそうです。とてもいいことだと思います。しかし、いかんせん、やるのが遅すぎるというのが私の印象です。
我々はまだがんを克服できていませんが、記事によると前立腺がん、乳がんなどは5年生存率が90%を超えているのですね。一方、膵臓がんは発見しにくいと言われていますが、9.9%だそうです。早期発見、早期治療ができれば、がんとは言え、克服できるものもあるようです。
医師の技量に差がある以上、治療成績に差が生じるのは必然です。患者さんには参考になるものと思われます。今回は、病院別のデータの公開に応じた188施設が対象なのだそうです。うちは治療成績が悪いから応じないという病院もあったということでしょうか?。
今後はこういうデータはどんどん公表していくべきです。医療は患者さんのためのものなのに、医者が隠したがるケースは多かったと思います。自分の命がかかっているのだから、少しでも成績のいい病院にかかりたいと思うのは、当たり前のことでしょう。
開業医でも何でも出して欲しいですね。リスクを避け、楽をして儲けたがる開業医が多いので、その辺を明らかにすることで、もっと医療をクリーンにすべきだと思っています。
例えば、1年間の負荷試験の実績なら、すぐに出せますよね。アレルギー科を標榜していて0件なら、名ばかりのアレルギー科ということがバレバレです。
都合の悪いことは、隠そうとする医療界にとって、歴史的な一歩になるよう願っています。