昨日の夜は寒かったですね。深夜にちょっと暖房をつけてしまいました。
こんな時に診療していると、気付くことがあります。ぜんそく発作を起こす子が増えてくるのです。
「昨夜は咳き込んで起きてしまいました」とか、「軽くゼロゼロ聞こえるようです」とか言われたります。
私の目標は、ゼーゼーさせない、咳き込んで眠れないことを防ぐことなので、こう患者さんから言われると、悔しく思ってしまいます。
残念ながら、アレルギー専門医と非専門医では、ぜんそく治療において心掛けがだいぶ違うようです。ゼーゼー言えば吸入や点滴すればよいくらいに思っているようで、自分の責任だという発想はないようです。
ぜんそくと診断された患者さんは、発作を起こし、苦しくなったり、眠れなくなったりすることが分かっている訳です。ちょっとしたきっかけで発作を起こしてしまうので、それを防ぐことが主治医として責任を果たすということだと思っています。
そもそも、ぜんそくを“風邪”とか“気管支炎”とか言い、まともに診断できないような医者も多いですし、ぜんそくの特徴であるゼーゼー、ヒューヒューを繰り返していても、診断できない小児科医がいるのには驚き以外の何ものでもありません。
もっと非専門の先生には、プライドや責任を持っていただきたいと思っています。
タイトルの2年ぶりというのは、昨日2年ぶりにぜんそくの調子を崩し、薬を処方した患者さんが2人いました。昨年秋は乗り越えられたのに、今年は発作を起こしやすいのでしょうか?。
痰がらみの咳が夜から朝に強く、長引けば、ぜんそくの可能性があります。普段かかっている医師から風邪とか気管支炎と言われていてもです。
もっとまともな医療が世の中に広がって欲しいと思っています。